人気イラストレーター・LAM個展レポート 初音ミク、VTuberなど“絵の弾丸”で撃ち抜かれる衝撃体験
強烈かつ鋭い視線に、目にした瞬間、身体を突き刺されたかのような感覚を覚える。 イラストレーターが自身の作品を武器に戦う世界線があったなら、LAMさんは圧倒的な攻撃力をもって、相手を穴だらけにして屍の山を築いていた──11月1日からスタートした個展「千客万雷」を訪れたら、誰もがそう確信できるはずだ。 【画像 29点】LAMさんの“攻撃力の高い”イラストを見る キャラクターデザインやビジュアルワーク、書籍イラストなどを手がけるイラストレーター・LAMさんの個展「千客万雷」が、11月1日(金)から12月2日(月)まで、アニメイト池袋本店8FのSpace Galleriaで開催されている。 会場では、『takt op. 運命は真紅き旋律の街を』をはじめ、VTuberの九条林檎さん、イベント「初音ミク『マジカルミライ 2023』」など、これまで手がけたキャラクターデザインが展示。 各作品が放つ攻撃に身体中を穴だらけにされながらも、帰る頃には恍惚感たっぷり。イラストが脳裏に焼き付いて離れない。そんな唯一無二のイラストレーション体験が待っていた。
誰もが一度は、LAMのイラストを目にしたことがある
イラストレーター・LAMさんは多摩美術大学を卒業後、ゲーム会社・アトラスを経て2018年に独立。キャラクターデザインやゲームイラスト、書籍イラストを手がけている。 強烈な印象を与える瞳の表現とビビッドな色彩が特徴で、前述した作品に加えて、エナジードリンク「ZONe」の公式アンバサダー・ぞん子や、数多くのVTuberのデザインを担当。 近年発表されたVTuber、ゲーム、MVなど、数多くの作品に携わっており、その仕事量は文字通り枚挙にいとまがない。開催中の個展「千客万雷」では、目にしたことがある作品の多さに驚くはずだ。 例えば、イベント「初音ミク『マジカルミライ 2023』」のメインビジュアルを立体化した大型フィギュアは、展覧会の見どころの一つ。近くには設定画も公開されているので、立体と平面を見比べながら堪能できる。