井上尚弥が暫定王座獲得し挑発のアフマダリエフにウィット利かせて“回答” 「戦いたいなら勝ちを『価値』キープして待っとけ!!」
プロボクシング・スーパーバンタム級(55・3キロ以下)の世界4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が15日、自身のXで、執拗(しつよう)に対戦を迫る元WBA&IBF世界同級王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)の“挑発”にズバッと“回答”した。 アフマダリエフは14日(日本時間15日)、モナコ・モンテカルロでWBA世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦を戦い、同級8位リカルド・エスピノサ(メキシコ)から3度のダウンを奪い、3回2分59秒TKO勝ち。WBA暫定王座を手にした後、井上との対戦を要求。「彼(井上)が私と戦いたくないのなら、説明すればいい。私がチャンピオンだった時に、私はルールに従った。彼もルールに従うべきだ」と要求した。井上は15日午後、SNSで「なんでタパレスに負けたやつから逃げなきゃいけないんだ 必要性がゼロだろ、、、 戦いたいなら勝ちを『価値』キープして待っとけ!!」と、掛け言葉を使い、ウィットを利かせながら、鮮やかな“回答”を示した。アフマダリエフは2023年4月、マーロン・タパレス(フィリピン)に判定負けしてWBA&IBF世界スーパーバンタム級王座から陥落。そのタパレスは同年12月に井上と4団体王座統一戦を行い、10回KO負けしている。 井上に関しては、今月24日に東京・有明アリーナでIBF&WBO1位サム・グッドマン(オーストラリア)の挑戦を受ける予定だったが、グッドマンが来日前の最終スパーリングで左目上を4針縫う裂傷を負ったため、25年1月24日に延期となった(会場は同じ)。井上は延期が発表された後、SNSでグッドマンに「お互い最高の状態で闘おう」とエール。さらに「ここから更に準備期間を一カ月もくれるのは自分にとってはプラスでしかないと思う。最高の準備をして最高の試合をお見せします」と投稿してファンに勝利を約束。さらにこの日も「今はグッドマン戦に全力集中」と改めて決意を示した。
報知新聞社