松下洸平“コウタロウ”の決断に視聴者から「うそだと言って」「つらい」の声<9ボーダー>
川口春奈主演の金曜ドラマ「9ボーダー」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系) の第9話が6月14日に放送された。記憶は戻らないまま、家族がいる兵庫・神戸へと帰ったコウタロウ(松下洸平)。七苗(川口)への思いを抱えながら元の生活を過ごす中で下した決断に視聴者から驚きの声が上がった。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】「おおば湯」のリニューアルに向けて頑張る七苗(川口春奈) ■“ボーダー世代3姉妹”の奮闘を描く 同ドラマは、「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の“3L”をテーマに、19歳、29歳、39歳と、いわゆる大台を迎える前のラストイヤー=9ボーダー真っただ中の3姉妹が、モヤモヤや焦りを抱え、幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を完全オリジナルで描くヒューマンラブストーリー。 主人公の29歳の次女・大庭七苗(なな)を川口、39歳の長女・成澤六月(むつき)を木南晴夏、19歳の三女・大庭八海(はつみ)を畑芽育が演じる。 また、3姉妹の“3L”に大きく関わる人物として、物語のキーマンとなるコウタロウを松下洸平、六月が所長を務める会計事務所にやってくる自由奔放な新人公認会計士・松嶋朔を井之脇海、七苗と同い年で幼なじみの高木陽太を木戸大聖が扮(ふん)する。 ■コウタロウは本名に戻って生活を始める 記憶を失い、“コウタロウ”という仮の名前で過ごしてきたが、家族が神戸にいることが分かり、いったん戻ることに。そして本名の“芝田悠斗”として不動産会社副社長の仕事に復帰する。 一方、七苗は神戸へと帰るコウタロウを追って空港へ駆け付けるも間に合わなかったが、諦められずに夜行バスで向かった。“悠斗”の会社を訪問するが想像以上の大きさにひるみ、コウタロウの姿を見かけても声を掛けられず、さらに悠斗の婚約者・百合子(大政絢)に「どうかいまはそっとしておいてください」と頭を下げられてしまう。 そんなとき、コウタロウが七苗に電話をし、整理がついたら「帰るから」と告げるが、七苗は家業であるおおば湯のリニューアルでバタバタするからと理由付けしながら「コウタロウさんもそっちで頑張って」と、神戸にいることを言わないまま電話を切った。 ■コウタロウのまさかの答えに視聴者騒然でトレンド入り 七苗はコウタロウから何度も連絡を受けるが、電話に出ることはなかった。 「こうするしかないの。こうやって忘れるしか」「好きにならなければよかった」と、そんな言葉を吐く七苗だったが、六月と葉月から背中を押され、後悔しないために電話する。 「コウタロウさんを好きになって本当の自分取り戻せたの」と感謝する七苗。しかしずっと心が揺れていたコウタロウは、神戸に戻ってから献身的にサポートしてくれる百合子を思い、「俺は…こっちの生活に戻ろうと思う、芝田悠斗に」と告げた。 前回、松嶋がコウタロウに「ちょうど今、ボーダーですね。前の自分と今の自分、どっちを選ぶのか」と言っていた。“ボーダー”上にいたコウタロウの答えは、元の生活に戻ることだった。 SNSには「うそだろー」「嘘だと言って」「つらすぎる」と悲鳴が上がり、「#ナインボーダー」がトレンド入りする反響を呼んだ。 これまで「うそ。ホントは寂しい?」「うそ。ホントは怖い?」と七苗の本当の心をズバッと指摘してきたコウタロウの“ホント”は隠されていないのだろうか。七苗に「コウタロウさんと会えてよかった」と言われた時のぼうぜんとしたような切ない表情が印象的だった。 次回、6月21日(金)放送の第10話が最終回となる。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部