幅千メートルの大パノラマ 田辺花火大会、和歌山
和歌山県田辺市の扇ケ浜で5日夜、田辺花火大会(田辺観光協会、田辺市主催)が開かれた。秋の風物詩として親しまれており、今回で54回目。約3500発の花火が幅約千メートルという大パノラマで打ち上げられ、訪れた多くの人たちを魅了した。 【田辺花火大会の動画はこちら】 田辺の秋を代表するイベント「弁慶まつり」(実行委員会など主催)と同時開催。今年は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録20周年にちなみ、田辺市のキャッチフレーズでもある「未来へつながる道」をテーマに開いた。 「二つの巡礼地」「あがらの道」といった五つのシーンで構成した花火を、約30分にわたって4カ所から次々と打ち上げた。花火大会の後には、特設ステージで「よさこい総踊り」が始まり、盛況のうちに幕を閉じた。 家族らと花火を見に来ていた市内の女性(20)は「めっちゃきれいだった。来年も楽しみ」と話していた。
紀伊民報