26日から「棚田のあかり」 LEDライト1万本ともす 鴨川(千葉県)
東京に一番近い棚田として知られる鴨川市の大山千枚田の夜を、1万本のLEDライトで幻想的にライトアップする「棚田のあかり」が、26日~来年1月13日を期間に開催される。 農林水産省の「日本の棚田百選」や「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」「ちば眺望100景」に選ばれ、地域の文化遺産でもある大山千枚田に、幽玄美を仕立てるイベント。2006年12月に、たいまつをともして初開催して以来、安房地域を代表する冬の風物詩の一つとして定着している。 地元や市内の観光、商工、宿泊関係団体などで組織する同実行委員会が主催。14年からは、秋から冬にかけての観光の目玉として、自動で点灯する太陽光発電のLEDライトを使用して、年明けまでのロングランで催している。 棚田のあぜを縁取るように設置されるLEDライトは、日没から4時間程度、だいだい色―青色―緑色―紫色の4色が、15分間隔で切り替わりながら、点灯する。 今年は初の試みで、願い事やメッセージを記入したLEDライト(1口3000円)も、会場の見やすい道路沿いなどに設置される。 同実行委では「房総鴨川の秋を彩る幻想的な棚田の雰囲気を楽しんでもらいたい」と話している。 詳しい問い合わせは、NPO法人大山千枚田保存会(04・7099・9050)へ。