独占キャッチ!阪神・佐藤輝明が秘密基地で休日返上ショット「実家みたいな場所」7連勝へ、振りまくる!
〝秘密基地〟を公開! 阪神・佐藤輝明内野手(25)が22日、大阪府内の施設でトレーニングを行った。近大時代から見守ってくれる高島茂誉トレーナー(44)と約1時間、体の動きやスイング軌道について調整し、23日からのDeNA戦に向けて横浜入りした。21日の中日戦(甲子園)では決勝の3号3ランで首位浮上に導いた。7連勝へ、振って振って、振りまくる! 【写真】岡田監督は「球拾いやろ、それ」 外野でノックを受ける佐藤輝 人知れず努力を重ねてきた。滴り落ちる汗がその証し。試合のない日でも考えるのは野球のことばかりだ。横浜に移動する前、佐藤輝は〝秘密基地〟で練習をしていた。 「もう、実家みたいな場所ですね。これだけ自分の打撃のことを理解して教えてもらえる場所もないので、すごくありがたいです」 午後1時過ぎ、大阪府内のトレーニング施設に姿を見せた。息つく間もなく、バットを手に屋外にある打撃練習場へ向かった。隣には佐藤輝が近大1年時から練習をともにする柔道整復師の高島氏がいた。アップを終えると、体の使い方の確認作業からスタートした。 佐藤輝が「(16日からの)巨人戦ではインコースがこう見えていた」と振り返れば「だったらこう動いてみよう」と高島氏が助言を送る。長短の木の棒を用いて体の動きとスイング軌道を確認。ときには高島氏が後ろから動画撮影し、イメージとすり合わせを行った。 バットに持ち替えて、今度はティー打撃にトス打撃と快音を響かせる。「今の、どうですか?」。2人で意見を出し合い、最適なスイングを探っていく。あっという間に1時間が経過する。汗だくになって、肩で息をする佐藤輝がいた。 近大時代は多いときで週に2度、プロになってからも毎週この場所を訪れ、練習を重ねているという。高島氏は「絶対に欠かしたことはない」と佐藤輝の努力を語る。春季キャンプ直前には高島氏らと1週間の合宿を敢行。ケアの最中にふと打撃談義が盛り上がれば、バットを持って深夜2時まで振り込むこともあったという。 チーム最多の14打点を挙げる今季のテーマの一つが縦回転。体の開きを遅らせ、下半身と上半身を連動させるのが狙いとみられる。昨年12月に米シアトルの動作解析施設「ドライブライン」を訪れて、体の動きを数値化したことも大きい。弱点をより明確にし、これまでやってきたことは間違っていないと自信に変わった。21日の中日戦では六回に決勝3号3ランを放ち、七回降雨コールド勝ちの主役になった。高島氏は「今年は合宿でもやりたいことがすべてうまくできた。やってくれると信じています」とうなずいた。