今季限りで現役引退の広島・野村祐輔氏が3軍投手コーチ兼アナリストに就任 「選手に歩み寄っていけるコーチが理想」と会見で
今季限りで現役を引退した野村祐輔氏(35)が19日、マツダスタジアムでコーチ就任会見に臨んだ。来季からは3軍投手コーチ兼アナリストとしてチームに尽力する。 【写真】引退試合で選手らの手で胴上げされる野村氏 愛された人柄がにじみ出ている 野村コーチは「来季からもユニホームが着られるということで身が引き締まる思いでいます。いい時も悪い時も選手に歩み寄っていけるコーチが理想です」と自らが進むべき指針を語った。 ドラフト1位でカープ入団後、巧みな制球力を駆使して腕を振り続け、80の白星を積み上げた右腕は来季から指導者となる。「プロ野球界で経験させていただいたことを、分かりやすく伝えていけたら」と意気込んだ。 ◆野村 祐輔(のむら・ゆうすけ)1989年6月24日生まれ、35歳。岡山県出身。177センチ、82キロ。右投げ右打ち。投手。広陵から明大を経て11年度ドラフト1位で広島入団。12年4月1日・中日戦(ナゴヤドーム)でプロ初登板初先発。1年目に9勝を挙げて、新人王を獲得。16年は16勝3敗で最多勝利、勝率第1位のタイトルに輝いた。NPB通算211試合登板で80勝64敗、防御率3・53。