侍ジャパン・清水達也、圧巻の『侍守護神デビュー』 3年連続50試合以上登板は伊達じゃない!直前の“ヤスアキジャンプ”にも動じず
◇13日 「ラグザス presents 第3回 プレミア12」 1次リーグ 日本9―3オーストラリア(バンテリンドームナゴヤ) 圧巻の”侍守護神デビュー”だった。6点差で迎えた9回。勝利を締めくくるマウンドに上がった清水達也投手(中日)。投げ慣れたバンテリンのマウンドに向かう背番号50だが、いつもと違うのはそれが侍ジャパンの試合、さらに9回ということだ。 「バンテリンドームだからか、すごい温かい声援を受けながらマウンドにいられたのですごくありがたかった。自分のボールを投げるだけというマインドでいきました」 オーストラリアにとっては3番から始まる好打順。先頭のグレンディニングを3球で強気に追い込むと、最後はスプリットで空振り三振。さらに続く4番・ウィングローブも落ちる球で、最後はケネリーを150キロの直球で仕留めて3者連続三振の完璧な投球だった。「全部が全部僕の100%ではないですけど、ある程度は操れていたかな」と謙遜しつつ手応えもつかんだようだ。 3年連続50試合以上登板してきた経験がジャパンでも生きた。マウンドへ上がる直前にドーム内に流れたのは「ヤスアキジャンプ」で知られるDeNA・山崎の登場曲。投球練習中に聞こえた「ヤ・ス・ア・キ!」の掛け声に「えっ、おれのじゃねえぞってなりました。『シ・ミ・ズ』じゃなくて人も違うし」とマウンド上で1人ツッコミできるほど冷静だった。
中日スポーツ