「ポケモンGO」で宇部の魅力再発見 常盤公園に市の公式ルートが登場【宇部】
常盤公園に、スマートフォン向けの人気ゲーム「ポケモンGO」の公式ルートが登場した。GPS(全地球測位システム)による位置情報を活用し、現実を舞台に遊ぶゲームで、不思議な生き物「ポケットモンスター」を捕まえたり、バトルさせたりして楽しむ。宇部市は、隠れた地域の魅力を再発見し、普段のまち歩きがより楽しくなることを期待している。 公式ルートとは、ゲームの公式パートナーとなった自治体が、アイテムをもらえる「ポケストップ」やバトルをする「ジム」をスタート地点とゴール地点に設定し、間にお薦めの場所を設ける順路のこと。ポケストップやジムは、名所や有名な建物など実在する場所と連結している。 今回、園内に登場したのは「ようこそときわ公園へ!白鳥湖周辺散策ルート」「ときわ公園庭園巡りルート」「ときわ公園彫刻巡りルート」「ときわ公園の四季を感じるルート」の四つ。最長で約1・5㌔、最短で約0・6㌔となっている。 庭園巡りルートは、あじさい苑をスタートし、常盤橋を渡って、ときわ湖水ホール近くの野外彫刻「精神的風景」まで歩く約1・2㌔。途中、しょうぶ苑、ぼたん苑、花いっぱい運動記念ガーデン、梅園など園内の庭園を巡る。ルート上には「ロンギヌスの槍(やり)」もある。 それぞれのルートはゲーム画面で確認でき、歩き終えるとゲーム上で記念のバッジやアイテムが手に入る。 市によると、県内では萩市に続いて2番目の導入。公式パートナーは10ルートまで設定できるため、今後は園内に限らず追加する可能性があるという。 ときわ公園企画課の高尾彰主査は「公式ルートを通じて、園内の特徴的な場所を四季折々に巡り、その見どころを再認識してもらえたら。多くの人に歩いてほしい」と期待している。