宮城県で新米が出回り始める 高値はいつまで続く
khb東日本放送
米の品薄状態が全国的に続く中、宮城県の店頭には新米が並び始めました。深刻な米不足は順次解消されていく見通しですが、価格の高騰はいつまで続くのでしょうか。
宮城県大崎市古川のスーパーでは1日から新米の入荷が始まり、5日も宮城県産の早生品種五百川」0袋が届けられました。 こちらの店では、これまでに新米100袋を販売しています。例年であれば1週間かけて販売する量ですが、1家族につき1袋の購入制限を設けても3日ほどで売り切れました。 買い物客「米どこを探しても無い無い。ここで2軒目。もうちょっと下がるとね」 現在、入荷している五百川の販売価格は5キロで3218円と、前年に比べて1000円ほど値上がりしました。 Aコープ古川店佐藤博之主任「(これほど高い価格は)今までかつてありませんでした。長年やってますけど初めてですね」 仙台市太白区にある米の専門店ですは、開店と同時に米を買い求めに来る客が訪れていました。 買い物客「お米ありますという貼り紙を見たので買いに来ました。本当にありがたいです」 米工房いわい岩井一剛社長「少ない数ですけど切れないようにちょこちょこ仕入れている。6日も5キロ10袋仕入れも制限させられている」 JA全農みやぎが新米の集荷の際に農家に対して支払う概算金は、主力品種ひとめぼれで60キロ当たり1万6500円と前年より4500円高くなりました。 概算金は仕入れ値の元となるため、今後の店頭価格にも影響します。 概算金が高い場合、それを仕入れて販売する店側も高い価格をつけざるを得ないと言います。 米工房いわい「1キロ700円位になるんじゃないかと販売の方で。消費者の方が本当に厳しい、今まで見たことがない金額が出てくると思うので全く売れなくなるのでは」 新米が本格的に出回る9月下旬ごろには米の品薄状態は落ち着く見通しですが、一度上がった価格がすぐに下がることは考えづらく、しばらく高めの価格が続く可能性があります。
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