「“打率5割”はいかないと」ロッテ引退“アジャ”井上晴哉氏、球団営業職転身で抱負
ロッテで昨季限りで現役を引退した井上晴哉氏(35)が6日、球団営業職での入社会見に臨んだ。グレーのスーツ姿で現れ「営業職は初めて。新しいスタート。(営業は)得意ではないけど…、しゃべったら止まらないですね」と、“営業トーク”で場を和ませた。 配属先は「BtoB本部 法人営業部 第2営業グループ」。球場広告と、リーグ戦の試合を冠試合として行う「マッチデースポンサー」が主な担当になる。球場広告は場内看板だけでなく、昨季はホームランポールを親会社の商品「トッポ」に見立てて広告を掲出するなど、発想次第で売り出し方は様々だ。選手出身の営業は、17年限りで引退した古谷拓哉氏らがいる。 13年ドラフト5位で入団し、11年で通算601試合に出場し76本塁打。「アジャ」の愛称で親しまれた人気者の加入に、球団関係者は「営業の4番バッターになってほしい!」と期待大。115キロの大型営業マンは「打率で言えば(3割なら)7回失敗していいけど、営業なら数字的に“打率5割”はいかないと。日々、フルスイングを心掛けます」と白い歯を見せた。(竹内 夏紀)
報知新聞社