【ボクシング】WBC世界Sフライ級王者ジェシー・ロドリゲス「かなり満足」団体内王座統一成功
<プロボクシング:WBC世界スーパーフライ級王座統一12回戦>◇9日(日本時間10日)◇米フィラデルフィア・ウェルズ・ファーゴ・センター 正規王者ジェシー・ロドリゲス(24=米国/帝拳)が団体内の王座統一に成功した。暫定王者ペドロ・ゲバラ(35=メキシコ)と拳を交え、3回2分47秒、KO勝ちを収めた。同回にコーナーに追い詰め、左ストレートでダウンを奪うと、立ち上がったゲバラに接近し、右アッパーでダウンを追加。レフェリーストップに追い込んだ。 KO負けのなかった粘り強い暫定王者をTKO撃破する圧勝劇だった。WBCベルトを統一したロドリゲスは「(パフォーマンスに)かなり満足している。でも、こうなるだろうということは、すでに分かっていた」と満足そうな笑みをうかべた。一方的な展開でゲバラを仕留め「今夜、私がどのようなボクサーなのか、分かってもらっただろう」と自信に満ちあふれた。 インタビューで次戦について問われると「統一戦」と言い切った。WBA世界同級王者フェルナンド・マツティンス(33=アルゼンチン)らとの対決を望んだ。また今年はじめにスパーリングした経験がある元世界4階級制覇王者で現WBC世界同級1位のローマン・ゴンサレス(37=ニカラグア)との対戦についても「準備はできている。統一戦が実現しないならば、なぜしないんだ?」と前向きな姿勢を示していた。