「いつか泊まってみたい」と噂のアートデスティネーション、『白井屋ホテル』をレポート
また、17時と翌朝10時のホテルツアーが選べ、館内を巡りながらホテルのたどってきた物語やアートについて詳しくガイドしてくれ、ますますこのホテルの魅力にハマっていきます。 敷地内の人気のthe BAKERYも素敵で、こちらはthe RESTAURANTの片山ひろシェフが地元食材を使った惣菜を監修、the PATISSERIEは、青山の「EMME」監修で、焼き菓子や季節のフルーツを使ったタルトも人気。ブルーボトルコーヒー 白井屋カフェもあります。美術館アーツ前橋、まえばしガレリアもすぐ近くなので散策もぜひ。
インテリアにクリエイターたちが集結したように、ホテルのレストランthe RESTAURANTには群馬の食材や郷土料理を新たな視点で紹介しようと、群馬出身の料理人たちが集結し腕を振るっています。「フロリレージュ」川手寛康シェフ監修のモダンフレンチを、オープンキッチンにカウンター14席のみのザ・レストランで。”上州キュイジーヌ”を掲げるコースには、群馬の枝豆味緑、赤城牛、薔薇の形に飾られた大根を纏ったおきりこみの進化系など群馬の美味にときめきました。ペアリングはノンアルコールも選べ、この日は、玉露と河内晩柑、鮎の一皿に合わせた藪塚町の小玉スイカに大葉と塩、白桃と金せん茶、発酵ダマスクローズのコンブチャのカクテルなど、美味しいお料理と相まって、目から鱗の記憶に残るおいしさでした。デザートのぐんまンゴー(群馬のマンゴー!)と川場村のヨーグルトブラマンジェ、焼きまんじゅうのようなブリュレ、水の豊かなぐんまならではのみなかみ水まで堪能しました。
夕食後は、アート浴も楽しめるセルフロウリュウ、水風呂付きのフィンランドサウナ、ベットルームサウナ、ハーブと漢方のスチームサウナが貸切予約できるので、スチームサウナへ。松葉やレモングラス、ローズマリーなどの薬草ミストサウナは、保湿、疲労回復、デトックス作用が期待できるそう! 朝食は野菜料理がたっぷりで嬉しい。前橋の福豚を使ったヒュッテハヤシのソーセージなどと、the BAKERYのクロワッサン!前橋のONCA COFFEEのブレンドコーヒーも美味。the LOUNGEはランチやカフェとしても営業しており、6月から宿泊者は、17時から23時までART LOUNGEとして利用でき、飲み物はもちろん、美味しくてびっくりするカヌレなどの焼き菓子や、夜食のお切り込みなどの無料のおもてなしがあり、アートを鑑賞しながらゆるりと過ごせ最高です。 また、6月からはドッグフレンドリールームもできたそう。ふらりとこの未知なる世界に滞在できるショートトリップに出掛けてみて!
取材・撮影/桂まり