「テクノロジーズ」に先高観あり 100億円超のビッグディール計上なるか 今1月期85%営業増益達成に期待
もちあい相場が長期にわたった理由には、この大型プロジェクトの収益寄与をにらんできたことに加え、今年7月末割り当てで1対6という超大型の株式分割を実施した影響があります。株価の価値は変わりませんが、株式数急増による需給圧迫が上値を抑えてきました。株式分割考慮後の最高値は今年3月の883円。予定通りの収益計上があればこの最高値更新も不可能ではないでしょう。ちなみに、株式分割考慮前の最高値は3月の5300円。時間がかかるかもしれませんが、先高観を秘めた銘柄です。
天野秀夫(あまの・ひでお) 日本大学法学部卒。1987年4月、日本証券新聞社に入社。記者、編集局長などを経て、代表取締役社長を12年近く務める。2017年4月、独立。証券・金融界、上場企業経営者とのパイプを生かし金融リテラシーへの貢献を目指す。