来春統合、一層の飛躍誓う 岩手・久慈東高が創立20周年式典
岩手県立久慈東高(村山薫美校長)は20日、久慈市文化会館(アンバーホール)で創立20周年記念式典を行い、在校生や地元関係者らが歩みを振り返りながら、来春の統合校開校をステップにさらなる飛躍を誓った。 九戸郡立九戸農林学校を前身とする同高は2004年4月、旧久慈農林、旧久慈水産、旧久慈商業の3校を統合して総合学科高校として開校し、これまで3500人余の卒業生を輩出。現在は約400人が多様な進路に対応した学びに取り組んでいる。本年度で閉校し、来春には久慈工高との統合校「久慈翔北高」門前校舎として新たなスタートを切る。 式典では村山校長が「東日本大震災や新型コロナウイルス禍でも、生徒たちは校訓や礼節を重んじ、真摯(しんし)に学校生活に向き合ってきた」とあいさつし、歴代PTA会長や部活動委嘱コーチらに感謝状を贈呈。在校生を代表して、生徒会長の稲葉天歩(まほ)さん(2年)が「先輩方が積み重ねてきた伝統をさらに発展させ、地域に貢献していける学校となるため、意義ある高校生活を送ることを誓う」と節目に当たって決意を述べた。 式典後は、普代村出身でプロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスアンバサダーの銀次さんによる記念講演「東北魂~チャンスをつかむ~」も行われた。
デーリー東北新聞社