一番福めざして駆け抜ける 東海地方でも開催 熱い思いで記者も参加 岐阜
メ~テレ(名古屋テレビ)
屈強な参加者たちが「一番福」をめざして駆け抜けるあの神事が、東海地方でも開催されました。舞台は、岐阜県中津川市。福を求めて、メ~テレ記者も参加しました。 神社の境内を疾走する群衆。毎年、1月10日の朝6時に兵庫県の西宮神社で行われる「福男選び」が今年も行われました。 230mの参道を駆け抜け、本殿にいち早くたどり着いた人を「一番福」と呼び、周囲に福を分け与える人として「福男」に認定するという神事です。 熱気と興奮が渦巻く一風変わった神事。 そんな「福男選び」が今年初めて、岐阜県中津川市で行われたんです。
地域を盛り上げようと初めて開催
舞台となるのは「えびすさま」をまつる、中津川西宮神社。 毎年1月10日に行われる「十日市」のにぎわいが年々薄れるなか、地域を盛り上げようと創建130周年の今年、初めて開催することになりました。 街の人は―― 「ありがたいという部分もあるし、それで商店街が活性化するといいと思う」(地元で飲食店を経営 伊藤泰利さん)
約80人の男女が集まる
そして、兵庫県西宮市で行われる本家「福男選び」出走の3時間前には、中津川西宮神社の近くに約80人の男女が集まりました。 マイナス4℃前後という冷え込みにもかかわらず、うっすら積もった雪をとかすかのような熱気。 「わくわくする行事だなと本当に思う。体重を落とす目的でトレーニングをするきっかけにできたらと始めて、福男に選ばれるように努力してきたので、何とか選ばれたいなと」(中津川市在住 39歳) 「ぜひ走ってみたいと。有名な西宮神社の分社ということなんで。ケガしないように練習してきました」(三重・四日市市から 58歳)
メ~テレにも「福男」に熱い思いを持つ人が…
「福男」に熱い思いを持っている人がここにもいました。 メ~テレで働く羽多野裕也記者、30歳。 中津川市と同じ、東濃地方の多治見市出身です。 「とにかく走り切って、なるべく前のほうでゴールできるように頑張りたい」(羽多野裕也記者) Q.もらった福はどうしたい 「視聴者のみなさんに届けたいです」(羽多野記者)