「ルクアイーレ」オープン ── 売上目標は770億円
ルクアイーレがオープン。オープン前から行列も。人気ショップも多い THE PAGE大阪
JR大阪駅ビル内の百貨店「JR大阪三越伊勢丹」を改装した新しい商業施設「LUCUA 1100(ルクアイーレ)」(西館)が2日午前にオープンした。朝早くから行列ができるなどにぎわいをみせ、利用客らは「買い物の選択肢が増えるのはええこと」という意見の一方、「まずは、どれだけ関西になじめたかが見どころやね」と話す人もおり、様々な期待が寄せられた中でのオープンとなった。
ディズニーショップ、オープン直後から行列
入り口付近では、オープン前から多くの人が列を作り同店の新たなスタートを待つ。大阪府吹田市から来たという女性(45)は「前の店は正直なじみがなかったけど、今回は報道を見る限りいろいろ努力してるみたいなので並んで入ろうと思いました」と話していた。 午前9時すぎにテープカットなどのセレモニーの後オープン。行列から解放された客がゆっくりと店内へと入っていった。 ディズニーショップは開店後間もなく、入場制限がかかるなど行列がすぐにできた。春休みを利用して来たという箕面市の女性(19)は「ディズニーショップ目当てに来たけどスゴイ人でビックリ。けど、わりと近くに本格的な店が出来たんで通います」とうれしそうに語っていた。
「エッグベネディクト」人気店も西日本初オープン
「ルクアイーレ」は隣接する「ルクア」とは8つのフロアでつながっており、関係者は「ルクアと一緒になるとお客様もかなり増える」と語る。 同駅の時の広場の入り口でも多くの客が行列をつくり来店。ファッションブースを目当てに来た大阪市天王寺区の女性(28)は「ちょうど季節の変わり目で、ほしいものがいっぱいあった。あとは何回か来てなじめるかどうかですね」と話していた。 グルメでも「エッグベネディクト」が人気の「サラべス」がオープンするなど、ランチ時にもにぎわいをみせそうだ。
初年度売上目標770億円、入店客数7000万人目指す
関係者によると、LUCUA 1100(ルクアイーレ)は、地上10階、地下2階。地下2階から地上9階ショッピングフロア、10階はダイニングで店舗面積は3万3千平方メートル。東館と西館を合わせた「LUCUA osaka」全体としての店舗面積は約5万3千平方メートルで国内最大級だという。 メーンターゲットは30代~40代前半のファッションが好きな女性と男性。サブターゲットは20代半ば~30代前半の同じくファッション好きの女性と男性、さらに10代後半~20代前半の男女、駅を利用する幅広い男女をも巻き込む。また「LUCUA osaka」としては初年度売上目標770億円、入店客数7000万人を目指すとしている。