テイラー・スウィフト、売られたケンカはきっちり買う! 世界の歌姫の壮絶バトル【SPURセレブ通信】
VSスクーター・ブラウン(42):歌姫の使命が果たされるとき
音楽界を揺るがした激闘も忘れてはならない。2019年、かつてテイラーが所属していたビッグマシン・レコードを買収したのが、音楽プロデューサーのスクーター・ブラウン(42)。これによって、テイラーは6つのアルバムの原盤権を手放すことになってしまう。 しかしテイラーは、買収について何も聞かされていなかったと怒りを露わに。同時に、過去にカニエやジャスティン・ビーバー(29)から受けたいじめも、スクーターの仕業だった(彼はかつてカニエのマネージャーであり、ジャスティンをスターにした張本人)と告発。すると、ビッグマシン・レコードのスコット・ボーチェッタCEOやテイラーの弁護士も反論し合う大騒動へと発展した。 和解を求めたのは、スクーター側だった。スクーターやボーチェッタCEOは、テイラーが7作目のアルバム『Lover』(2019年)をリリースすると、ツイッター(現X)でアルバムを賞賛。 さらにスクーターは、買収問題について「悪気はなかった」とコメントしつつ、「彼女もすべてを理解している訳ではない」という意味深な発言を残した。 同年11月に「私には、声をあげる力と責任がある」とスクーターを告発した理由を再び打ち明けたテイラー。「ステージで過去曲のパフォーマンスが許されていない」「ドキュメンタリー制作においても、過去曲の使用を阻止された」という新たな問題が発覚し、スクーター側はまたもや非難されることになる。 この問題は、ビッグマシン・レコードの他にAMA(アメリカン・ミュージック・アワード)を主催するディック・クラーク・プロダクションをも巻き込んで議論され、結果テイラーは、その年のAMAで過去のアルバムの楽曲もパフォーマンスすることが許可された。 のちにスクーターは、テイラーのファンによる殺害予告などが届いていたことを告白。周囲も巻き込んでしまったバトル劇は、スクーターがテイラーのアルバム6作の原盤権を約325億円で売却したことで幕を閉じた。