大谷翔平、松井秀喜氏の印象は「巨人よりヤンキース」 目標だった“ゴジラ超え”米通算176号
◆米大リーグ ドジャース10―0メッツ(21日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 【動画】ついに出た!大谷翔平、日本人メジャー最多の通算176号は豪快!! ドジャース・大谷翔平投手(29)が21日(日本時間22日)、本拠地・メッツ戦に「2番・DH」で先発出場。3回に右翼席へ8試合、38打席ぶりの今季5号先制2ランを放ち、日本人選手では松井秀喜氏(ヤンキースなど)を超え、歴代単独トップのメジャー通算176本塁打となった。 試合後は「最近になって、どのぐらい松井さんが実際に打ってたかっていうのを知ったので。始め(メジャー移籍の18年)からというわけではなかったですけど、知ってからは目標にしてましたし、早く打ちたいなと思ってました」と喜びをかみ締めた。 “歴史的瞬間”が訪れたのは3回1死一塁の第2打席だった。ハウザーの81・7マイル(約131・5キロ)スライダーを完璧に捉えると、打球速度110マイル(約177キロ)、飛距離423フィート(約129メートル)の弾道がスタンドに突き刺さった。大谷は打った瞬間、確信歩き。三塁ベンチ前では、いつも通りひまわりの種をかけられて祝福された。 大谷は15年3月の東京Dのイベントで松井氏と初対面。「感激しました」と目を輝かせた。この日改めて印象を聞かれると「(松井氏がMVPに輝いた09年の)ワールドシリーズをリアルタイムで見てたかどうかちょっと記憶にはないですけど。もちろんピンストライプのユニホーム、僕は巨人、ジャイアンツよりもヤンキースのイメージの方が強いので。そっちの方のイメージがメインかなと思います」と明かした。 ただ、“ゴジラ超え”はあくまで通過点。「個人的にはもっともっとたくさん打つつもりではいるので、(記録は)全部が終わった後に考えればいいことかなと思います」と先を見据えた。
報知新聞社