「連続ドラマW-30『ハスリンボーイ』」に出演する（左から）一ノ瀬颯さん、間宮祥太朗さん、横田真悠さん＝WOWOW提供

　俳優の横田真悠さんが、間宮祥太朗さんが主演を務め11月1日からWOWOWで放送・配信される「連続ドラマW-30『ハスリンボーイ』」にヒロイン役で出演することが明らかになった。横田さんは、主人公の久保田タモツ（間宮さん）が恋心を抱く大学の同級生、里中由佳子（さとなか・ゆかこ）を演じる。併せて、一ノ瀬颯さんが池袋の裏社会の均衡をかき乱す謎の青年、ウツロを演じることも発表された。 【写真特集】池袋の裏社会を描くドラマ　横田真悠＆一ノ瀬颯の場面写真！

　「ハスリンボーイ」は、非合法なツールを扱う「道具屋」として池袋の裏社会に足を踏み入れた冴えない大学生のタモツが、ヤクザ、半グレ、中国マフィアなど、ひと筋縄ではいかない悪人たちの中で生き抜いていく姿を、時にユーモラスに、時に緊迫感をあふれる表現で描いた新感覚クライムサスペンス。原作は、ライター・作家の草下シンヤさんと本田優貴さんがタッグを組み、2018年に「週刊ビッグコミックスピリッツ」（小学館）で連載された同名マンガ。

　「道具屋」とは、裏社会で生きる人間たちを相手に、主に詐欺などに使用されるトバシ（他人や架空の名義で契約された携帯電話やSIMカード）、板（他人名義の銀行口座）、偽造書類などの“非合法ツール”を手配し売りさばくことを収入源とする裏社会の専門職のことだ。

　間宮さんが演じるタモツは、奨学金という名の“借金”を背負い、日々バイトに明け暮れる冴えない大学生。一攫千金を狙った行動から詐欺に遭い、人生最大のピンチに見舞われる。そんな時に出会った一人の「道具屋」に窮地を救われたことから、池袋の裏社会へと足を踏み入れていく。

　横田さんが演じる由佳子は、天真らんまんで男女問わず友人が多い大学のマドンナ的存在。バイトに明け暮れ、校内でレアキャラ化しているタモツがほのかな恋心を抱いている相手でもある。一見裏社会とは無縁のお嬢様だが、なぜかタモツが道具屋として取引している半グレ集団・侘威蛾（たいがー）に興味があるという役どころ。