25年度財投計画、12兆円 4年連続減、産業投資は過去最大
2025年度の財政投融資計画の総額が12兆1800億円程度となる見通しであることが25日、分かった。4年連続の減少となる見込み。一方で民間だけでは十分に資金が提供されない分野に投資する「産業投資」は過去最大の4799億円を計上する。 産業投資は政府が保有するNTT株やJT株の配当などを原資に、政府系金融機関などがリスクが高い分野に投資して民間資金を呼び込む仕組み。官民ファンドの産業革新投資機構(JIC)を通じた地方大学発のスタートアップ支援などを盛り込む。 政府が政策的に重要な事業に長期、低金利で融資する「財政融資」は約9兆7500億円を計上する。