「サッカーは良いんですよ」柏の5試合連続後半AT失点にOBの李忠成が見解「みんなボールウォッチャーになってしまったり...」
J1残留に向けてDF古賀に期待
現役時代は柏レイソルや浦和レッズなどで活躍した元日本代表FWの李忠成氏が、11月30日にテレビ東京系列で放送されたサッカー専門番組「サタデーナイトJ」に出演。古巣の柏について語った。 同日に行なわれたJ1第37節で、柏は首位のヴィッセル神戸とホームで対戦。5分に木下康介の得点で先制するも、終了間際の90+10分に武藤嘉紀にゴールを決められ、目前で勝利を逃した。勝点1を上積みして16位に浮上したものの、J1残留を決められなかった。 【画像】スタジアムを埋め尽くした柏レイソルサポーター! 5試合連続での後半アディショナルタイムに失点を喫し、5戦未勝利となった古巣に対し、李氏は「歯がゆいですね。やっているサッカーは良いんですよ。首位相手にここまで良いサッカーができた。まぎれもない結果であって内容なので」とコメント。失点シーンについて、こう解説した。 「失点する時は、ディフェンスラインが一直線に並んでしまう傾向があるのですね。これはセットプレー崩れですが、一直線に並ぶことによって、みんなボールウォッチャーになってしまい、セカンドボールを拾えず、2次攻撃を受けて。たまたま武藤のところに転がったように見えますけど、ここも選手たちが焦っていますよね、このクリア。普通だったら何ともないクリアなのですが、できずに転がってしまった」 柏は次戦の最終節・北海道コンサドーレ札幌戦で、引き分け以上でJ1残留が確定する。李氏はキーパーソンにDFの古賀太陽を挙げ、「イニシアチブをしっかり持って、守備を統率してほしいです。そうすれば勝点は取れると思います」と期待を寄せた。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部