R-1で人気芸人がブチ切れ! お笑いコンテストの笑えない審査事情
■えっ、あんな奴が審査員!?“芸人も呆れる”審査基準’ 現在のお笑いコンテストのルーツとなっている、かつての「M-1グランプリ」(朝日放送)、そして「THE MANZAI」(フジテレビ)、「R-1ぐらんぷり」といった、大規模なお笑いコンテストは、無名芸人にとって、自らの名前を売るための“ビッグチャンス”だ。それだけに、その審査結果は彼らの人生を左右しかねないと言っても過言ではない。そんな中で、審査基準のあいまいさ、つまるところは審査員の“笑いのレベル”は、今回に限らず、常に問題視されているようだ。 「こうした大会の予選では、番組制作に携わる放送作家や、テレビ関係者が審査員を務めていますが、『えっ! あんな奴が審査するの!?』、と驚いたことがある。イベント会場を抑えて芸人を集めてライブを開催する自称“お笑いプロデューサー”が審査をしていて……。正直、『(この人に)審査するほどの力量があるのか?』と…」(芸歴15年のお笑い芸人)。 ■ビートたけしも痛烈批判! “審査員は漫才知らない奴ばかり” 「R-1ぐらんぷり」は、テレビ中継の入る本戦、いわゆる“決勝”では、売れっ子芸人やお笑いに携わる有名人が審査員として、顔を並べているが、その審査基準にも疑問の声がある。 「最近は、視聴者による投票システムが採用されていますが、この評価が審査員と一致していないケースが多いですね。今年の『R-1ぐらんぷり』だと、スギちゃんが、視聴者ポイントが高かったものの落選しています。逆にレイザーラモンRGは、視聴者からのポイントは低かっただったものの、審査員の評価が高く、決勝トーナメントへ進出しています。視聴者の評価が、必ずしも正しいとは言えないでしょうが、どうしてその芸の方がポイントが高いのかと、明確に説明できる人がいないので、演者である芸人はもちろん、視聴者も納得がいかない」(放送作家)。