『ディア・ファミリー』大泉洋&菅野美穂&福本莉子、物語の舞台・名古屋に凱旋! 始球式登板も
6月14日公開の月川翔監督作『ディア・ファミリー』で家族を演じた大泉洋、菅野美穂、福本莉子の3人が、29日、作品の舞台で撮影地でもある名古屋に約1年半ぶりに凱旋。ファンから熱烈な歓迎を受けたほか、大泉演じる坪井宣政のモデルとなった筒井宣政氏と対談した。 【写真】福本莉子、バンテリンドーム ナゴヤで始球式に登板 世界で17万人もの命を救ったIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルの誕生秘話を実写化する本作。 生まれつき心臓病疾患を持っていた幼い娘・佳美に突き付けられた「余命10年」という宣告。どこの医療機関でも治すことが出来ないという現実。そんな絶望の中、小さな町工場を経営する父・宣政は「じゃあ俺が作ってやる」と、人工心臓を作ろうと立ち上がる。 娘の命を救いたい一心で人工心臓の開発を始め、その後、世界で17万人もの命を救うことになるIABPバルーンカテーテルを誕生させたその秘話を、主演に大泉洋、大泉演じる坪井宣政を支える妻に菅野美穂、心臓疾患を持つ娘に福本莉子、家族を支える姉妹に川栄李奈、新井美羽を迎え、月川翔監督がメガホンをとる。さらに、松村北斗をはじめ有村架純、光石研、上杉柊平、徳永えり、満島真之介、戸田菜穂らが出演する。 4月に行われた“坪井一家”が勢ぞろいした「家族決起会見」に続き、5月13日には豪華キャスト陣のチームワークの良さが思う存分にあふれた「完成披露舞台あいさつ」を実施。心臓疾患を抱えた愛する娘のため、そして「愛する娘の夢」を決してあきらめず偉業を成し遂げる父親とそれを支える家族たちを描いた奇跡の実話に会場内は涙をぬぐう人であふれ、上映後にサプライズで再び舞台に登壇したキャスト陣には大きな拍手が送られた。 そんな『ディア・ファミリー』で坪井一家を演じた大泉洋(父・宣政役)、菅野美穂(母・陽子役)、福本莉子(次女・佳美役)が、5月29日、物語の舞台で実際に撮影も行っていた名古屋の地に約1年半ぶりに凱旋。「最初で最後の!? 家族旅行」となる名古屋キャンペーンを行った。 まず3人は、東京駅で新幹線のぞみに乗車。着席したのは『ディア・ファミリー』仕様となったスペシャルな車両。ヘッドカバーに映画ロゴが入ったり、レッドカーペットが敷かれたりと、この時だけの特別な新幹線での移動に、3人とも感動した様子。「こんな風に特別仕様になっている車両は初めて見た!」「こんなに素敵に装飾してもらったのならお客さんにも見てもらいたい!」と語るなど、家族旅行さながらの盛り上がりのまま名古屋駅へと到着した。 そのまま3人は、300名のファンが待つ名古屋駅前の“JRセントラルタワーズ タワーズガーデン”へと移動。レッドカーペットが敷かれた階段を降り、熱狂するファンに360度囲まれたスペシャルステージへと登壇し、「名古屋へおかえり~!」と熱烈歓迎を受けた。“JRセントラルタワーズ タワーズガーデン”で映画のイベントが行われるのはこれが史上初となり、その情報を聞いた大泉は「この映画が初なの!? それはさらに嬉しいね」と喜んだ。 家族決起会見、完成披露舞台あいさつで大雨を降らせた(?)驚異の雨男・大泉は、「本日はついに足元が悪くない中でのイベントです。昨日は大雨だったけど、私も皆さんのために頑張った!だから初日はきっと雨が降る!」とコメントし、イベントはスタート。名古屋の印象を聞かれた3人は、「名古屋めしが大好き!(大泉)」「撮影後に旅行で名古屋に来ました。今年の夏も来ようかな(菅野)」「皆さん暖かく迎えてくれてうれしい(福本)」とそれぞれ語った。 “最初で最後の家族旅行”をテーマにしたキャンペーンということで、3人で過ごす理想のプランを聞かれると、大泉は「温泉で一泊とかしたいね。でもそんな質問しても分単位でスケジュールが組まれているから無理でしょ!」とぼやきながらも、「今日のご飯を楽しみにしている」とにっこり。そして最後に3人は、晴天の中、集まったファンへ向けて「家族の愛や不可能を可能にする力を感じられる作品。大泉さんの演技に感動させられました(福本)」、「筒井家のみなさんの大切な思い出をお借りするような気持で作品に取り組みました。まるで壁に穴をあけるような力を与えてくれる映画です(菅野)」「日本中が明るくなるような、新しい一歩を踏み出す勇気を与えてくれるような作品に仕上がっています(大泉)」と、アピールしてイベントは終了した。