米オスプレイ事故でメーカー提訴 海兵隊員の遺族、設計を問題視
【ワシントン共同】米西部カリフォルニア州で2022年、米海兵隊の輸送機MV22オスプレイが墜落した事故で、死亡した海兵隊員5人のうち4人の遺族が23日、メーカーのベル・テキストロンとボーイング、ロールスロイスに損害賠償を求め、同州の連邦地裁に提訴した。機体の設計・製造は現在も政府の安全基準を満たしていないと主張した。 事故は、訓練中に制御不能になり墜落。米軍の調査では、乗員の操作や整備に問題はなかった。 訴状によると、機体は垂直飛行や水平飛行ができるが「いずれの飛び方も、飛行の切り替えも安全にできない」と指摘。設計や製造に不備があり、安全情報の告知も不適切だと主張した。