【MLB】 フィリーズが打線の刷新に動く? 正三塁手を放出してWソックス・クローシェ獲得を画策か
3年連続でプレーオフ進出を果たし、今季はブレーブスを退けて地区優勝を飾ったフィリーズ。だが、2008年以来の世界一を成し遂げるため、今オフは再編に動くかもしれない。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者はホワイトソックスのエースであるギャレット・クローシェ獲得にフィリーズが動いていると報じた。 ナイチンゲール記者によれば、フィリーズは正三塁手アレック・ボームとプレミア12でアメリカ代表としてプレーした有望株外野手ジャスティン・クロフォードを放出し、クローシェを獲得するトレードについて、ホワイトソックスと話し合ったという。ボームは今季、自身初のオールスター選出を果たすなど成長を遂げたが、後半戦はOPS.681と苦しんでいた。そのため、ボームをトレードに出して別のポジションを補強するかたわら、FA市場で新しい三塁手を見繕うかもしれない。 FA市場における選択肢として同記者が挙げたのは、アストロズからFAとなったアレックス・ブレグマンとブリュワーズからFAとなったウィリー・アダメスの2人。特にブレグマン獲得に注力すると同記者は予想している。ブレグマンはシルバースラッガーとゴールドグラブ受賞歴もあり、アストロズの2度の世界一に貢献した当代きっての三塁手だ。対するアダメスは今季キャリアハイの32本塁打を放った遊撃手だが、他ポジションへのコンバートに対してもオープンな姿勢であり、フィリーズはアダメスを獲得して三塁に回す可能性もある。 また、フィリーズが過去2年のオフシーズンで主軸のニック・カステヤノスのトレードを模索していることにも、同記者は言及。正捕手J・T・リアルミュートの契約満了も近づくフィリーズは、世界一を目指しながら主力の高齢化という問題にも対処する必要がある。フィリーズにとっては難しいオフシーズンとなるかもしれない。