「連続ドラマW-30『ハスリンボーイ』」に出演する（上段左から）毎熊克哉さん、間宮祥太朗さん、玉山鉄二さん、（下段左から）後藤剛範さん、竹原ピストルさん＝WOWOW提供

　俳優の間宮祥太朗さんが主演を務め11月1日からWOWOWで放送・配信される「連続ドラマW-30『ハスリンボーイ』」に俳優の玉山鉄二さん、毎熊克哉さん、竹原ピストルさん、後藤剛範さんが出演することが9月30日、明らかになった。 【写真特集】池袋の裏社会を描くドラマ　ヒロインは横田真悠、一ノ瀬颯も

　「ハスリンボーイ」は、非合法なツールを扱う「道具屋」として池袋の裏社会に足を踏み入れた冴えない大学生の久保田タモツが、ヤクザ、半グレ、中国マフィアなど、ひと筋縄ではいかない悪人たちの中で生き抜いていく姿を、時にユーモラスに、時に緊迫感をあふれる表現で描いた新感覚クライムサスペンス。原作は、ライター・作家の草下シンヤさんと本田優貴さんがタッグを組み、2018年に「週刊ビッグコミックスピリッツ」（小学館）で連載された同名マンガ。

　「道具屋」とは、裏社会で生きる人間たちを相手に、主に詐欺などに使用されるトバシ（他人や架空の名義で契約された携帯電話やSIMカード）、板（他人名義の銀行口座）、偽造書類などの“非合法ツール”を手配し売りさばくことを収入源とする裏社会の専門職のこと。

　間宮さんが演じるタモツは、奨学金という名の“借金”を背負い、日々バイトに明け暮れる冴えない大学生。一攫千金を狙った行動から詐欺に遭い、人生最大のピンチに見舞われる。そんな時に出会った一人の「道具屋」に窮地を救われたことから、池袋の裏社会へと足を踏み入れていく。間宮さんのほか、横田真悠さんがタモツが恋心を抱く大学の同級生、里中由佳子を、一ノ瀬颯さんが池袋の裏社会の均衡をかき乱す謎の青年、ウツロを演じることも発表されている。

　玉山さんは、タモツの先輩道具屋・九条役。九条は、神保会と牛頭組という二つのヤクザと半グレ集団、侘威蛾（たいがー）の三大勢力が牛耳る池袋の裏社会で、悪党たちから一目置かれて重宝される優秀な道具屋。病気を患う一人娘の治療費を稼ぐために裏社会に足を踏み入れた。タモツを窮地から救った際に警察に拘留され、代わりを務めることになったタモツに獄中から道具屋のイロハをたたき込む。間宮と玉山さんは初共演。