【ONE】野杁正明のデビュー戦相手・シッティチャイが自信「彼の欠点は…」戦略も明らかに=6.8
6月8日にタイ・バンコクで開催される格闘技イベント『ONE 167』のフェザー級キックボクシングにて、元K-1二階級制覇王者・野杁正明(30=TEAM VASILEUS)と対決するシッティチャイ・シッソンピーノン(32=タイ)の試合前インタビューが届いた。シッティチャイは野杁の「欠点」や、苦手な部分を次々に指摘した。 【動画】シッティチャイが少林寺武僧を”失神”ハイキック葬!相手はぐにゃりと崩れる シッティチャイは14年にルンピニー王座を獲得、キックボクシングでも16年にGLORY世界ライト級王座を奪取し、6度の王座防衛に成功。ONE参戦後は22年3月フェザー級世界GP決勝でチンギス・アラゾフに敗れるも準優勝の実績を残した。前戦となる今年1月の日本大会では、マラット・グレゴリアンにキックルール初のKO負けを喫するも、強烈な左ミドルでグレゴリアンを苦しめた。 シッティチャイは日本人選手と戦った経験が無く、野杁が初めての日本人戦となる。 シッティチャイは野杁の印象を「武尊のような日本のスーパースターで、レベルの高い実力者」と称え「彼のスタイルはピュアなキックボクシング。パンチ、キック、そして危険なハイキックが武器だ。攻撃力と防御力のどちらも優れている。簡単な試合にはならないだろう」と警戒する。 しかし野杁の弱点について「彼の欠点は、攻撃を防御するより受け止める傾向があることだ。カウンターを狙うためだろう。だから自らを守ることはあまりしない印象だ。私はパワーのある武器で、リングで彼と対決する」と自分の破壊力ある攻撃で野杁にダメージを与えると言う。 さらに「私の経験値と、サウスポーの構えが彼の防御を困難にすると思う。彼がゲーオ・フェアテックス戦で2度敗れたのを見て、サウスポーの相手には弱いと気付いた」と喝破する。 注目してほしいポイントとして「私の左の回し蹴りだ。彼は左蹴りの防御が苦手なので、当日は私の蹴りの嵐になるだろう」と左ミドルを蹴りまくるとする。 コンディションについて「2ヶ月以上かけて身体を万全にしてきた。前のマラット戦よりも体力的に絶好調だ。あの試合は急なオファーではあったので1ヶ月しか準備できなかった」と準備万端でハードな練習を行ってきた。 最後に「再び勝利への道に返り咲くために、勝利することは欠かせない。しかも彼のようなスーパースターと戦えるのですから、全力で倒したいと思う」と日本の実力者・野杁を倒して復活したいと意気込んだ。