バイデン米大統領は５日、インド総選挙で勝利したモディ首相に祝意を伝えた。４日撮影（２０２４年　ロイター/Adnan Abidi）

David Brunnstrom　Ismail Shakil ［ワシントン　５日　ロイター］ - バイデン米大統領は５日、インド総選挙で勝利したモディ首相に電話で祝意を伝え、サリバン大統領補佐官（国家安全保障担当）のインド訪問について協議した。ホワイトハウスが発表した。 訪問日程には言及しなかったが、サリバン氏は技術分野など共通の優先事項についてインド政府と話し合う予定という。 また、米国務省は「繁栄とイノベーションの促進や気候危機への対応、そして自由で開かれたインド太平洋地域の確保に向け、インド政府とのパートナーシップをさらに深めていく」ことを期待するとした。 バイデン氏はＸへの投稿で「両国間の友情は、無限の可能性を秘めた共通の未来に向けて深まるばかりだ」と表明。一方、モディ首相も「インドと米国の包括的なグローバルパートナーシップは、今後数年間にわたり新たな多くの成果を目にすることになると伝えた」とＸに投稿した。 米国とインドは近年、中国の影響力拡大に対する共通の懸念から関係を深めてきた。ただ、インドはロシアと長年にわたる関係を維持しているほか、人権問題も指摘されている。 米国務省のミラー報道官は４日、米国とインドの関係は「素晴らしいパートナーシップ」と述べたが、人権問題への懸念があるとし、今後もインド政府にこの問題を提起していくとした。