今季8勝目・竹田麗央は海外選手に混じっても平均飛距離1位! 特注プロトに戻したドライバーが大当たり
男子プロでもほとんど使っていない超低スピン設計
竹田麗央が日米共催競技「TOTOジャパンクラシック」で今季8勝目を挙げました。最終日を首位と3打差の4位で迎えた竹田は、前半の8番、9番で連続ボギーを叩き優勝が遠のきましたが、バックナインが圧巻でした。 【写真】これがスリクソン新作「ZXiシリーズ」4機種のポジショニングマップ、テクノロジー詳細、形状の違いです
バックナインは1イーグル、3バーディーで5つスコアを伸ばして、マリナ・アレックスとのプレーオフに突入。プレーオフでも決着がつかずに日没寸前までもつれましたが、6ホール目で竹田がバーディーを奪い逆転優勝しました。 勝因を聞かれた竹田は次のようにコメントしました。 「今週はパー5でもドライバー、3番ウッドがすごく良かったです。何回も2オンできましたし、イーグルも2つ取れたことが勝因だと思います。(初めてのプレーオフでしたが)ドライバーと3番ウッドは最後まで自信を持って振れたと思います」 竹田の最大の武器はドライバーの飛距離。日本ツアーでは平均飛距離262.54ヤードでツアー1位。海外選手が出場する「TOTO」でも3日間の平均飛距離が272.33ヤードと堂々の1位でした。 ちなみに1週前の「樋口久子 三菱電機レディス」では新ドライバー「スリクソン ZXi LS」を投入していましたが、最終日は「スリクソン ZX7 MkII LS」に戻し、「TOTO」でも3日間とも「スリクソン ZX7 MkII LS」でした。 ドライバーを戻した理由について竹田は「まだちょっとだけ慣れていない部分もあって、今までのドライバーは1年以上使って慣れているので」とコメントしています。 ちなみに竹田が1年間使っている「スリクソン ZX7 MkII LS」は一般発売されていない特注モデル。通常の「スリクソン ZX7 MkII」との違いはソール前方にウエートを配置して超浅重心設計になっていることです。超ロースピンタイプのドライバーになっているので、女子プロはもちろん、男子ツアーの選手でもほとんど使っている選手はいません。この事実を見ても、竹田は規格外の選手だと言えるでしょう。
2024 竹田麗央の最新セッティング
1W:スリクソン ZX7 MkII LS(ロフト角/8.5度 シャフト/ツアーAD UB 50X) 3W:スリクソン ZX MkII 3U、4U:スリクソン ZX MkII 5I:スリクソン ZX5 MkII 6I-PW:スリクソン ZX7 MkII AW、GW、SW:クリーブランド RTX6 ZIPCORE(ロフト角/50、54、58度) パター:オデッセイ Ai-ONE ♯7S ボール:スリクソン Z-STAR
野中真一