「害虫が入って来ないよう」 多良間で「虫舟」沈め豊作祈願 沖縄
多良間村の伝統行事「ウプリ」が3月23日、同村にあるイビの拝所や村内の海岸で行われた=写真。同日は、旧暦の2月丙子(ひのえね)に当たる。祭祀(さいし)をつかさどる二才頭(ニサイガッサ)や字の役員を中心に害虫を「虫舟」に乗せて海に沈め、豊作を祈願した。 お尻の筋肉もそっくり 日本一の“スター牛”像お披露目 沖縄
ウプリは害虫よけの行事で、当日早朝に村仲筋と塩川の両地域で捕まえたバッタやカンシャワタムシ、毛虫などをクワズイモの葉で包み、木の枝で作った虫舟に乗せた。 イビの拝所では二才頭が「害虫が島に入って来ないように。島民の健康と豊年豊作を願う」と祈願し、関係者らと一緒に手を合わせた。 住民らはウプドゥマリ、ウプフッツー、ウカバの3カ所のトゥブリ(海へ続く道)から海に入り、虫舟を沈め、豊作を祈った。 (清村めぐみ通信員)
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