国指定重要文化財の立木千手観音像を開帳 福島県会津坂下町の恵隆寺 18日まで例大祭
「立木観音」で知られる福島県会津坂下町の恵隆寺の例大祭は17、18の両日、同寺で催されている。国指定重要文化財の立木千手観音像が開帳され、多くの参拝客が訪れている。 千手観音像は高さ約8・5メートルで弘法大師(空海)が立ち木のまま彫ったと言い伝えられている。例大祭では藤田恵盛住職が読経した。斗帳(とちょう)が上がると観音像と眷属(けんぞく)の二十八部衆、風神、雷神の像が現れ、参拝客が手を合わせた。 18日も午前10時と午後2時からの2回開帳され、自由に参拝できる。問い合わせは恵隆寺へ。 ■上宇内薬師堂では木造薬師如来坐像を特別開帳 会津坂下町の上宇内薬師堂で17、18の両日、国指定重要文化財の木造薬師如来坐像が特別開帳されている。像高1メートル83センチ、ケヤキの一本作りで、10世紀初めごろの作といわれる。 無料で拝観できる。時間は午前10時30分から正午までと、午後1時30分から同3時30分まで。