米南部国境の不法入国半減 政権アピール、共和党へ反撃
【ワシントン共同】米税関・国境警備局は16日、メキシコから7月に不法越境し、摘発された人数は約5万6千人だったと発表した。バイデン大統領がメキシコと接する南部国境の管理強化を打ち出す前の5月に比べ半減した。移民問題は大統領選の主要争点の一つで、共和党候補のトランプ前大統領が民主党候補のハリス副大統領を激しく攻撃している。 ホワイトハウスは発表を受けた声明で、政権の「断固たる措置」の成果を強調。議会で国境警備要員の増加に同意しない共和党は「全く行動していない」と反撃した。 国境警備局の統計では、7月の摘発数は新型コロナウイルス禍のまっただ中だった2020年9月以来の低水準。