【函館便り】壮観!パドックに大挙30頭、関西馬も関東馬も2歳も古馬も「おはいんなさい」
函館競馬で30頭立て!? 朝の調教時間帯には、開催日の函館競馬場では見られないパドックの風景が出現します。馬がたくさん! 馬場で調教を終えた馬たちが、スクーリングのために次々にパドックに立ち寄って周回するのです。1、2、3…数えてみると30頭を優に超えて集まっていました。関東馬も関西馬も、2歳馬も3歳馬も古馬も入り交じって、実に壮観。新たに入って来る馬は、大縄跳びの「おはいんなさい」の要領で、タイミングを計って合流します。 もちろん空いている時間帯もあって、頭数が少ない時の方が多いです。 目的はパドックに慣れさせ、決して特別な場所ではないことを教え込みます。レース前にイレ込んでしまっては余計な体力を消耗するので、いつも通っている場所と馬が認識すればリスクも軽減されます。 函館の芝のフルゲートは最大16頭、ダートは14頭で、これがパドック周回の上限。33頭立てもあった昔のダービーのパドックは、やはり壮観だったのでしょうね。【岡山俊明】