「奥・山梨料理」ってどんな料理? 新たな食体験ができる複合型レストランがオープン。
コロカルニュース
■富士北麓で育った多彩な食材をそのままいただく 富士五湖のひとつである西湖。そのほとりに新たな食体験ができる複合型レストラン〈Restaurant SAI 燊〉が2024年6月1日にオープンしました。 【写真で見る】地元産甲州地鶏の肉料理。添えられた香木は飾りだけではなく、口直しとして齧って使用するのだそう。 Restaurant SAI 燊は、「奥・山梨料理」をコンセプトに富士北麓の自然に育まれたジビエや淡水魚、きのこ、山菜などを使用した多彩なメニューを展開。 「その日採れたものを、そのまま提供することを大切にしています」と、話すシェフの豊島雅也さんは狩猟資格も持ち、実際に自ら山に入り狩猟もするのだとか。自分で採取した食材をふんだんに使い、山梨の魅力を料理で伝えています。 料理は旬の食材を使用した「シェフの本日のお任せコース)」(20,000円(税込)/ドリンクは別途オーダー制)のみ。季節の素材を最大限生かすため、メニューの内容はその時々で異なるのもRestaurant SAI 燊の特徴のひとつです。「生きとし生けるものをすべていただく」ことをモットーに、スープのブイヨンやスパイスにも、富士山で採集される葉や芽を活用しています。 料理に合わせて提供されるドリンクは、山梨のワインや日本酒などがラインナップ。ソムリエが生産者を訪れ、直接得た情報などの話を聞きながら味わえば普段よりも深い食体験ができるはずです。 また、車で訪れるゲストも楽しめるように、ノンアルコールのペアリングも充実。ハーブや果実、樹液などを組み合わせたオリジナルドリンクはさりげなく料理を引き立て、食とドリンクの新しいマリアージュが発見できます。普段お酒を飲む人も、あえてノンアルコールを選択することもおすすめです。 ■自然界を構成する5つの要素が表現された店舗 料理だけでなく建物も見どころのひとつ。料理コンセプトにも通じる「木・火・土・金・水」が落とし込まれていて、空間すべてで山梨や富士北麓を感じられる仕掛けが随所に散りばめられています。 ■食とセットで楽しめる樹海散策プランも展開 Restaurant SAI 燊では、食を通してさまざまな体験ができるローカルツアー&プログラムも展開予定です。なかでも注目は、西湖周辺に広がる青木ヶ原樹海の散策。樹海に精通したネイチャーガイド案内の元、樹海が生まれた経緯や歴史を交えながら自生する植物や動物などについて学ぶことができます。 さらに現在、店舗の裏にある畑やハーブガーデンでの収穫体験や、地域の食材を使用した発酵ワークショップなども準備されているそうです。 「食べる」という私たちが普段当たり前に毎日していることを多角面から捉え、新たな食体験に挑戦するRestaurant SAI 燊。五感で感じて記憶に残るひとときを味わいに、ぜひ訪れてみてください。 information Restaurant SAI 燊 住所:山梨県南都留郡富士河口湖町西湖208-1 営業時間:17:30 ドアオープン、18:00 スタート ※完全予約制 定休日:日・月曜 ※祝日やイベントによる不定休の場合もあります。 座席数:22 席 (個室あり) Web:Restaurant SAI 燊 writer profile Yu Ebihara 海老原 悠 えびはら・ゆう●コロカルエディター/ライター。生まれも育ちも埼玉県。地域でユニークな活動をしている人や、暮らしを楽しんでいる人に会いに行ってきます。人との出会いと美味しいものにいざなわれ、西へ東へ全国行脚。 【コロカルニュース】とは? 全国各地の時事ネタから面白情報まで。コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。