名護署（資料写真）

　名護署は9日、大宜味村の70代女性が、役場や金融機関の職員をかたる男らから保険料の払い戻しを名目に現金計約100万円をだまし取られる特殊詐欺（預貯金詐欺）事件が発生したと発表した。 「闇バイト募集に応じた」キャッシュカードをだまし取ろうとした疑いで男を現行犯逮捕　沖縄署

　名護署によると、役場職員を名乗る男から女性宅に「保険料の払い戻しがある。金融機関の職員が自宅に伺うのでキャッシュカードを渡してください」などと電話があった。女性は自宅を訪れた男に暗証番号を伝え、カードを渡した。その後、女性の口座から現金が引き出されたという。 　県内では同様の手口による特殊詐欺の被害が相次いでいる。県警は「金融機関職員が他人のキャッシュカードを預かることは絶対にない」とし、同様の電話があった際は警察や家族などに相談するよう呼び掛けている。