ジェシー(SixTONES)、ユーモラスで紳士的な存在感。
真剣かと思ったらふざけていて、ふざけているのかと思ったら真剣。予想の数倍上を余裕で超えてくる捉えどころのなさは、逆にそのキャパシティの広さの証明なのかもしれない。誰にも真似することのできない時代のアイコン、ジェシーが見せる変幻自在の魅力とは? ロンドン発のスケートブランド、パレスとジュンヤ ワタナベ マンのダブルネームジャケットを羽織って。挑戦を恐れない、少年のようにまっすぐなジェシーの眼差しには、パワフルでやんちゃな精神が宿っている。
毎日後悔と反省ばかり。友だちが多くてよかったなと思うのは、そんな時。
「普段と違う髪型をしたり衣装を着させてもらうことで、発見があったり、新しい自分を引き出したりしてもらえるから、ファッションシューティングは楽しいですね。俺、こういうの好きなんです」カメラを向けられると一瞬で表情がガラリと一変し、つい先ほどまでスタッフとカジュアルに会話を交わしていた人物とは思えないほど引き締まった空気が漂う。普段はインパクトのあるファッションを好み、同じアイテムの色違いやデザイン違いを多く所有しているという。 「ついつい買ってしまいがちなのは、ペンダント。ラバー素材のものをいくつも持っていて、ジャラッと重ねてつけるのが好きですね。酔っぱらうと人にあげちゃう癖があるので、いつも何個もつけるようにしています(笑)」 ジェシーといえば、歌にダンスに芝居にバラエティ、そして時にモデルと、さまざまな表現に挑戦し、マルチポテンシャライトとも言うべき異彩を放っている。「ジャンルに縛られずに活動している人ほど、見ていてギャップがあっておもしろいなと感じるので、自分自身もまだひとつのことに絞る必要はないんじゃないかなって思っています。人それぞれ求めるものは違うので、それをいちいち気にしていても仕方がない。ちょっとしたことでいろいろと言う人もいるかもしれませんが、時代も変化していますし、自分が楽しんで仕事ができたらそれでいいと思うんです。いまも、さまざまな表現やお仕事をやらせていただいていますが、満足できるものがまだ見つかってないからこそおもしろいし、探求できる楽しみがあるんでしょうね」