高圧ガス輸送中の事故を想定 周南市で230人が参加し訓練
KRY山口放送
大惨事につながる恐れのある高圧ガス。 その輸送中の事故を想定した防災訓練がきょう(28日)、周南市で行われました。 訓練は、毒性のあるアンモニアガスをタンクローリーで輸送しているときに乗用車が衝突し、ガスが漏れ出したという想定で行われました。 「アンモニアガスが漏れています吸い込むと危険なので風上に避難してください」 駆け付けた消防隊はアンモニアが水に溶けやすい性質を利用し散水を開始。 水のカーテンでアンモニアの拡散を防ぎます。 この訓練は高圧ガスの製造や販売、運搬に関連する企業が加盟する県高圧ガス保安協会が毎年実施しているものできょうは、およそ230人が参加しました。 (県高圧ガス保安協会 野村敏之専務理事) 「幸い山口県では(大きな)事故は起こっていないが事故が起こってないからこそ地道に訓練をやっていくべき」 きょうは、引火性の高いLPガスなどの訓練も行われました。 来年は下関地区で訓練を実施する予定です。