服のプロは「上質な白シャツ」をさらっと着る!買ってよかった大人の2択。コム デ ギャルソン・シャツ フォーエバー…
コム デ ギャルソン・シャツ フォーエバーのワイドクラシック/ホワイト
タイムレスに愛されるコム デ ギャルソン・シャツの白シャツに出会ったのは大学生のとき。学生の自分からしたら、3万円台後半のシャツはかなりオトナな買い物でしたが、特別扱いをするのではなく、ベーシックなものこそ着こなすことができるように、と日常使いをしていました。僕は割と飛ばしたアイテムも好きなタイプですが、当時からコーディネートを組む際に意識していたのは品性。例えば、ズタボロの古着や、個性的なジャケットの下にも、アイロンをかけたこの白シャツを挟むとスタイリングがぴりっと締まる。一張羅として寝かせるなんてもったいないし、2~3年ほど着続けたら、ちゃんと自分になじんできたという感覚がありました。単に「スタンダードアイテムだから」という理由で買って、それがすぐに自分のスタイルになるか、と言ったらそんなことは絶対にないんですよね。そのアイテムが似合うようになるための試行錯誤にこそ意味があると思います。 【写真】オシャレな人が買ってよかった「シャツ」をもっと見る 今はスマホでいろんな着こなしがすぐに見られるし、それもダメではないと思いますが、「かっこいい大人」が「スタイルのある人」とするならば、自分で見つける、あるいはいろんなファッションを試すしかないと思います。マネするのが簡単な時代だからこそ、そういう鍛錬が、のちのちのその人だけのセンスになりますよ。とはいえ、かしこまる必要もなくて、僕も先輩から「今しか着られないアイテムってあるよ」と言われていたので、20代のうちに、価格やジャンルを問わず、気になったものをどんどん挑戦してみる、というのが一番大事かもしれません。その試行錯誤の先に、自分だけの「かっこいい大人」というものがあると信じています。(フリーランスPR、Kさん)
ジル サンダーの白シャツ
中学生のときから「早く大人になって、スタイリストになりたい!」と思っていました。周りではストリートが流行っていましたが、僕はロンドンの映画やミュージシャンに憧れて、トラッドな格好をしていましたね。当時の流行りに対してアンチテーゼの気持ちもあった。アシスタントになる19歳の頃に、トラッドが流行り始めて、僕はみんなとは違う方向に行きたいな、と思うようになったんです。当時、仕事の現場で出会ったセンスのいい大人たちがその答えをくれた。みんな上質なアイテムをさらっと着ていてすてきだな、と思い、自分の中ではそんな方たちのイメージが「ジェントル」でした。それ以来、自分の好きなロンドンのカルチャーと、なりたい大人像の「ジェントル」をミックスさせたファッションを楽しむようになりました。 そんな19歳の頃の、思い出深い買い物がジル サンダーの白シャツ。成人式で着用するためのアイテムを買いに行って出会いました。主張が強すぎないデザインと、着たときに放つエレガントで上品な雰囲気が、まさに求めていたジェントルのイメージ! 今はまったく同じものは売っていませんが、当時から、ジル サンダーのデザイナーへの憧れも強かったですね。ちょっと背伸びしてるかも、と迷うときのアドバイスとして、その憧れのアイテムが、単に「流行っているから」ではなく、ちゃんと自分のめざす「スタイル」にマッチすれば、それは絶対に買いだと思います。(スタイリスト、Iさん)
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