台風25号(ウサギ)は16日にも熱帯低気圧に 沖縄地方は警報級大雨の恐れ 台風24号(マンニィ)はフィリピン→南シナ海へ【全般台風情報・今後の進路予想と雨風シミュレーション・16日午前11時更新】
台風24号(マンニィ)は勢力を強め、猛烈な台風となってフィリピンの東を北西に進んでいます。今後、南シナ海へと進む見込みです。 一方、フィリピンの東から北上し、台湾付近にある台風25号(ウサギ)は、16日にも熱帯低気圧に変わる見込みです。ただ沖縄付近には台風からの暖かく湿った空気が入る見込みで、気象庁は、雨雲の発達の程度によっては警報級の大雨となる恐れがあるとして、注意を呼び掛けています。 【画像】台風の進路予想と今後の雨風シミュレーション(3時間ごと) ■台風25号(ウサギ)の進路と沖縄地方の雨の予想 台風25号は16日午前9時現在、台湾の南のバシー海峡にあって、北へ時速10キロで進んでいます。中心気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートルで、最大瞬間風速は25メートルとなっています。台風25号はこの後、16日午後9時には沖縄の南で熱帯低気圧に変わる見込みです。 ただ、沖縄地方には台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むほか、気圧の谷の影響で、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。 気象庁は、17日にかけて沖縄本島地方と先島諸島では、雨雲の発達の程度によっては警報級の大雨となる恐れがあるとして、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意するよう呼び掛けています。 ▼雨の予想 ・16日に予想される1時間降水量(多い所) 沖縄本島地方・八重山地方 30ミリ ・17日に予想される1時間降水量(多い所) 八重山地方 30ミリ ・17日午前6時までの予想24時間降水量(多い所) 沖縄本島地方・八重山地方 80ミリ ・18日午前6時までに予想される24時間降水量(多い所) 沖縄本島地方・八重山地方 60ミリ ■台風24号(マンニィ)の進路予想は? 猛烈は台風24号は16日午前9時現在、フィリピンの東にあって、1時間に25キロの速さで西北西に進んでいます。 中心気圧は920ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートルで、最大瞬間風速は75メートルとなっています。 今後は勢力を維持しながら西寄りに進んで、南シナ海へと抜ける見込みで、21日にも熱帯低気圧となりそうです。