ガーディアンズ、フライの劇的サヨナラ弾でシリーズ1勝2敗 9回二死から代打ノエルが起死回生の同点アーチ
○ ガーディアンズ 7x-5 ヤンキース ● <現地時間10月17日 プログレッシブ・フィールド> 中地区王者クリーブランド・ガーディアンズが東地区王者ヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦にサヨナラ勝利。本拠地3連戦の初戦を制し、シリーズ成績を1勝2敗としている。 2連敗で本拠地へ戻ったガーディアンズは2回表に1点を失い、3試合連続でヤンキースに先制を許す立ち上がり。それでも3回裏、右腕シュミットから2番カイル・マンザルドがポストシーズン初本塁打となる右越え2ランを放って逆転に成功。今季5月にMLBデビューを果たしたルーキーの一発により、シリーズ3戦目にして初めてヤンキースからリードを奪った。 先発左腕マット・ボイドは先制点こそ与えたが、3回以降はパーフェクト投球で5回1失点の好投。6回表から登板した2番手右腕ケイド・スミスは2番ソト、3番ジャッジ、4番スタントンの好打順をわずか10球で三者凡退。続く6回裏には、8番アンドレス・ヒメネスの適時打で2点リードに拡大した。 ところが8回表、4番手右腕ハンター・ギャディスが二死から2番ソトに四球を与えたところで守護神エマニュエル・クレースを投入するも、これが誤算となった。3番ジャッジに2試合連発となる同点2ランを浴び、続く4番スタントンに今季ポストシーズン第3号のソロ本塁打を被弾。まさかの救援失敗で逆転を許した。 9回表にも1点を失い、9回裏には無死一塁から4番ジョシュ・ネイラーが痛恨の併殺打。2点ビハインド、残り一死と敗戦ムードが漂う中、5番レーン・トーマスが二塁打を放つと、続く代打ジョンケンシ・ノエルが起死回生の同点2ラン。今度は相手守護神ウィーバーを打ち崩し、土壇場で試合を延長戦に持ち込んだ。 続く10回表を8番手右腕ペドロ・アビラが無失点。そして10回裏、マンザルドに代わって途中出場のデービッド・フライが7番手右腕ホームズからサヨナラ2ランを左翼スタンドに叩き込み、劇的勝利を飾った。
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