ついに第2期が放送開始!テレビアニメ「【推しの子】」のキャラクターとこれまでをまるっと振り返り
週刊ヤングジャンプで連載中の「【推しの子】」。2023年にはテレビアニメ化もされ、キャッチーな主題歌と共に社会現象ともいうべき「【推しの子】」ブームを巻き起こした。テレビアニメ第1期の最終回で予告された第2期を待ちわびてきたファンも多いはず。その第2期が、本日からスタートする。 【写真を見る】アクアらが2.5次元舞台「東京ブレイド」に出演!「【推しの子】」第2期がついに放送開始 ■物語のカギを握る一人のアイドルと、双子の子どもたち “推し”は言わずもがな、応援している特定のアイドルやタレントのこと。「【推しの子】」の主人公もまた、伝説的なアイドルを推す男性である。ここからは物語の主要キャラクターである“親子”を紹介していきたい。 星野アイ(声:高橋李依)はアイドルグループ「B小町」のセンターを務め、絶対的エースとして存在感を放つアイドル。活動休止の間に男女の双子を出産し、それぞれに「愛久愛海(あくあまりん)」=アクア、「瑠美衣(るびい)」=ルビーと名付ける。出産は公表せず、プロダクションの助けを借りながら復帰を果たし精力的に活動するも、20歳の誕生日に予定されていた東京ドーム公演の直前にストーカーによって殺害されてしまう。 アイの息子である星野愛久愛海(声:大塚剛央)。アイの担当だった産婦人科医の雨宮吾郎(声:伊東健人)がその記憶を保ったまま転生した姿であり、雨宮は研修先で入院していた少女の影響でアイを推すようになっていた。転生後、幼少時に同伴したアイ出演のドラマの撮影現場で子役としての才能を見せ、アイも死に際には「将来は役者かな」という言葉を残した。周囲からは「アクア」と呼ばれる。 アイの娘でアクアの双子の妹である星野瑠美衣(声:伊駒ゆりえ)。雨宮にアイを推すきっかけを与え、12歳でこの世を去った少女さりな(声:高柳知葉)が転生した姿。さりなは生前からアイを熱烈に推しており、現世でも母であるアイを敬愛している。成長してからはアイと同じアイドルを目指して芸能科のある陽東高校へ進学し、新生「B小町」を結成する。 ■“推し”の子に転生したアクアがアイの死の真相を追う 主人公の雨宮は物語開始後早々に殺害され、アイの息子として転生…。それだけでも衝撃的なスタートだが、それを凌ぐ衝撃は絶対的なアイドルとして順風満帆な道を歩んでいたはずのアイの死だ。アクアはその姿を目の当たりにし、アイ殺害の手引きをしたと目される自身の父親を捜しだし、復讐することを誓う。ここからが「【推しの子】」の本当の始まりといえるだろう。 ルビーがアイドルを目指して陽東高校へ進学した際には、アクアもそのお目付け役として同校の一般科へ入学する。そこで出会うのは、幼少期にアクアの演技に圧倒され、挫折を味わった元天才子役の有馬かな(声:潘めぐみ)。子役としてのキャリアを終え、器用な俳優として重宝されながらも自らの進路に迷走しているかなに対してルビーは、「オタク受けする」とそのポテンシャルを見抜き、新生「B小町」にスカウトする。 ■アクアの恋愛リアリティショー出演と新生「B小町」の始動 その一方、アクアは事情通のプロデューサーとの取引によって恋愛リアリティショーへの出演を承諾する。フレッシュなモデルや俳優らとの共演によって番組が注目を集めるなか、共演者である若手俳優の黒川あかね(声:石見舞菜香)の番組内での行動が問題視され、炎上騒動へと発展する。あかねは視聴者からの誹謗中傷によって追い詰められ、一時は最悪の事態に陥りかけるも、アクアの機転によって無事に番組へ復帰。また、一流役者がそろう劇団「ララライ」のエース俳優としての才能を発揮して番組を盛り上げ、アクアと恋人関係になって番組はクライマックスを迎える。 さらに、ルビーとかなは、アイの所属プロダクションであり、アイ亡きあとのルビーとアクアの養母でもあるミヤコ(声:Lynn)が運営する「苺プロ」でデビューの準備を進める。アクアが出演していた恋愛リアリティショーの共演者で人気ユーチューバー&インフルエンサーでもあるMEMちょ(声:大久保瑠美)のコンテンツ力に目を付け、彼女もメンバーとして迎え入れることに成功。徐々に知名度を上げながら活動の幅を広げていくのだった。 ポップな絵柄とショッキングな展開で、最新話が放送されるたびに話題を集めてきた「【推しの子】」。第2期では現実世界でもファンの多い「2.5次元舞台」が題材となり、新生「B小町」の活躍に加え、アクアが出演することとなった2.5次元舞台では、共演者として一筋縄ではいかない新たなキャラクターも登場する。同世代の俳優としてライバル関係でもあるかなとあかねの競演にも注目したい。 文/藤堂真衣