泡盛ユネスコ無形文化遺産登録 県内では喜びの声… 一方で課題も
沖縄の泡盛を含む日本の「伝統的酒造り」が日本時間の5日、ユネスコ=国連教育科学文化機関の政府間委員会で「無形文化遺産」に登録された吉報を受けて、県民からも喜びの声が上がった。 【写真を見る】泡盛ユネスコ無形文化遺産登録 県内では喜びの声… 一方で課題も ■県民は… 「嬉しいこと。泡盛が沖縄のものだよと世界に広めていけたら良いかな」 「歴史的な価値もあるし、途切れなく今まで、ずっとみんなに愛されてきた。それが素晴らしい」 「沖縄のものが世界に発信される感じ。広がっていくと嬉しい」 県内の泡盛酒造メーカーでつくる県酒造組合の佐久本学会長は、今回の登録は泡盛を世界に発信するチャンスだと話す。 ▽県酒造組合 佐久本学会長 「先人たちの努力が評価されて今回無形文化遺産に登録された、嬉しく思う」「沖縄にも世界的にも評価されるお酒があるんだということを再認識してもらって、泡盛を飲んで楽しんでもらえれば」 ■課題も 出荷量は年々減少 一方、去年の泡盛の総出荷量は2022年に比べ3.4%減少。(1万2865キロリットル)。販路別でみても、県内、県外、海外のすべての出荷先で減少している。 若者の泡盛離れなどが懸念されるなか、今回の登録が消費拡大につながればと期待を寄せる。 ▽県酒造組合 佐久本学会長 「いろんな飲み方ができる。今の時代、炭酸やジュースで割って好きなように若い人たちに飲んでもらって、泡盛を身近に感じてもらえれば。まずは泡盛になじんでもらうのが一番」 県酒造組合は今回のユネスコ無形文化遺産登録を記念し、来週以降、1杯200円で県内各地の泡盛を楽しめるイベントを那覇市で開く予定だ。
琉球放送