【台風情報】台風10号九州上陸 週末は本州付近で “迷走”の可能性も 「大きな予報円」が東北から西日本まで 速度上がらず停滞のおそれも 海外予報機関もブレ幅大きく 気象庁・アメリカ・ヨーロッパ進路予想比較【雨・風シミュレーション】
【画像で見る】影響長引くおそれ 大雨・暴風シミュレーション(9月1日まで) ※最終的な台風情報については気象庁の進路予想を参考にしてください。 ■気象庁の雨・風・波の予想 24時間600ミリ 最大瞬間風速65メートル 鹿児島県に暴風、波浪、高潮特別警報を発表中です。鹿児島県では暴風や高波、高潮に、九州南部では土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に最大級の警戒をしてください。また、西日本では、30日にかけて線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。 [気象概況] 非常に強い台風第10号は、29日4時には薩摩川内市の南南西約40キロにあって、1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。 台風は、今後、非常に強い勢力を維持したまま北上し、30日にかけて九州に上陸するおそれがあります。九州南部では記録的な暴風や高波、高潮、大雨となるおそれがあります。台風の動きが遅いため、西日本を中心に長い時間にわたって、猛烈な風や猛烈なしけが続き、総雨量が多くなる見込みです。 また、西日本と東日本太平洋側を中心に、台風本体から離れた地域でも、台風周辺や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が非常に不安定となっており、断続的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降っている所があります。 [風の予想] 西日本では30日にかけて、猛烈な風が吹く所がある見込みです。 29日に予想される最大風速(最大瞬間風速) 中国地方 18メートル(30メートル) 四国地方 25メートル(35メートル) 九州北部地方 40メートル(55メートル) 九州南部 45メートル(65メートル) 奄美地方 20メートル(30メートル) 30日に予想される最大風速(最大瞬間風速) 東海地方 17メートル(30メートル) 近畿地方 25メートル(35メートル) 中国地方 25メートル(35メートル) 四国地方 30メートル(45メートル) 九州北部地方 35メートル(50メートル) 九州南部 25メートル(35メートル) 31日に予想される最大風速(最大瞬間風速) 東海地方 20メートル(30メートル) 近畿地方 25メートル(35メートル) 中国地方 25メートル(35メートル) 四国地方 23メートル(35メートル) 九州北部地方 20メートル(30メートル) 九州南部 20メートル(30メートル) [波の予想] 西日本では31日にかけて、東日本では30日から31日にかけて、うねりを伴って大しけとなり、29日は九州南部で、猛烈にしける所があるでしょう。 29日に予想される波の高さ 近畿地方 5メートル うねりを伴う 四国地方 7メートル うねりを伴う 九州北部地方 7メートル うねりを伴う 九州南部 9メートル うねりを伴う 奄美地方 8メートル うねりを伴う 30日に予想される波の高さ 東海地方 6メートル うねりを伴う 近畿地方 6メートル うねりを伴う 四国地方 7メートル うねりを伴う 九州北部地方 7メートル うねりを伴う 九州南部 7メートル うねりを伴う 奄美地方 5メートル うねりを伴う 31日に予想される波の高さ 関東地方 5メートル うねりを伴う 伊豆諸島 5メートル うねりを伴う 東海地方 6メートル うねりを伴う 近畿地方 6メートル うねりを伴う 四国地方 6メートル うねりを伴う