県警「必ず逮捕する」 重要指名手配の八田與一容疑者 ひき逃げ事件から間もなく2年 情報提供は5444件
大分県別府市で起きた大学生死亡ひき逃げ事件は、6月29日で発生から2年を迎えます。事件の容疑者として重要指名手配されている、八田與一容疑者(27)に関する情報提供について、今年5月末までの総情報件数が5444件に上っています。 【写真を見る】県警「必ず逮捕する」 重要指名手配の八田與一容疑者 ひき逃げ事件から間もなく2年 情報提供は5444件 大分県警が発表した大学生死亡ひき逃げ事件に関する総情報件数は、今年5月末時点で5444件でした。このうち、重要指名手配されている八田與一容疑者に似た者の目撃情報は5063件となっています。 地域別では「関東」が1962件、次いで「九州」が668件、「近畿」が627件、「県内」が403件、そのほかの地域が917件となっています。またインターネット上の動画や画像に似た者が映っているなどの情報は486件です。 全国各地から情報が寄せられているということですが、事件発生から時間が経つにつれ、件数は少しづつ減少傾向にあります。 大分県警交通指導課の山下基成次席は「八田容疑者は必ずみなさんの近くにいるので、この事件を忘れることなく、頭に入れていただいて、もう一度、周囲を見て確認してください。引き続き、気になる情報や、ささいな事でも構わないので、情報提供してほしい。必ず逮捕します」と改めて協力を呼びかけています。 この事件は、2年前の2022年6月29日、別府市野口原の県道でおきたもので、赤信号で停車中のバイク2台に大分県日出町の会社員、八田與一容疑者(27)が運転する軽乗用車が追突し、大学生1人が死亡、1人がけがをしました。 八田容疑者は事故を通報せず、また、2人に対し救護措置も取らず、現場からそのまま裸足で走って逃げて、およそ2キロ離れたヨットハーバーで足取りが途絶えました。事件の直前に八田容疑者は亡くなった大学生とトラブルがおきていたこともわかっています。 警察庁は去年の9月、事件の凶悪性から八田容疑者を道路交通法違反では全国初となる重要指名手配に指定。捜査特別報奨金の対象事件になり、有力な情報提供者には公的懸賞金として300万円が支払われます。遺族による私的懸賞金500万円も含めると上限額は800万円となっています。
警察は引き続き八田與一容疑者に関する情報提供を呼びかけています。 情報提供先:【大分県別府警察署】0977-21-2131
大分放送