日大、中大に延長サヨナラ負けで逆転Vの可能性消える 片岡監督「よく食らいついたが、悔しい」
<東都大学野球:中大2-1日大>◇第3週第3日◇21日◇神宮 日大は終盤に追い付き、延長タイブレークに追い込んだが、あと1歩及ばず。延長10回にサヨナラ負けを喫した。これで、勝ち点を落とし、逆転優勝の可能性が消えた。 1点ビハインドで迎えた8回1死三塁から、角田勇斗内野手(4年=習志野)の遊ゴロの間に三塁走者を迎え入れ、同点に追い付いた。投げては先発の市川祐投手(3年=関東第一)から山内翔太投手(4年=習志野)につなぎ、再三のピンチを好守で切り抜けたが、最後に力尽きた。 試合後、片岡昭吾監督(46)はベンチ前に選手たちを集めた。「いいゲームだったけど、やっぱり最後、勝ちきれないのは、チーム力をもう一つ上げなきゃいけない、ということ。でも、本当にここまで食らいついて、いいゲームができた」。悔しさがにじむ選手たちをねぎらった。 敗戦にも、手応えのある試合だった。逆転優勝をかけ、緊迫した試合展開の中、最後まであきらめずに食らい付いた。「守備が本当によく粘った。次につながると思う」と、その成長を認め、最後に「あぁ…悔しい」とつぶやいた。