仕事が一気に辛くなる。「上司と合わない」とき、どうしてる?
Q. 「上司と合わないことによる困りごとは?」
次に、「上司と合わないことによる困りごと」についての質問の結果がこちらになります。1位の「仕事が進まない」(29.8%)と2位の「ストレスが溜まる」が(28.6%)が飛び抜けて多くの回答を集めていることがわかりますね。 「仕事が進まない」の原因としては、「わからないことがあっても相談しにくい」、「効率良く進められないので仕事が増える」、「モチベーションが上がらず集中できない」といった事情がある様子。仕事に支障が出てしまうのも、働くうちにどんどんストレスが溜まっていってしまうのも、困りますよね。
Q. 「上司と合わないときの対処法は?」
それでは、「上司と合わない」と感じてしまったときは、みんな一体どのようにしているんでしょうか? 「上司と合わないと感じたときの対処法」を尋ねた質問の結果がこちらです。1位は「上司を避ける(23.6%)」でした。他にも、「考えすぎない」、「上司に合わせる」のような、「なんとかやり過ごそう」という対処法が多くの回答を集めているようです。それではこちらも、それぞれの項目を確認してみましょう。
1位 上司を避ける ・極力関わらないようにする。うかつに雑談に参加しない、上司の在宅勤務時に出勤するなど ・なるべく話さないようにする。距離を取る ・会話しない。相談は紙の決裁で回す 1位は「上司を避ける」でした。とはいえ、一緒に仕事をする以上関わらないというのは難しそうですが、仕事に支障が出ない程度の会話はしている人が多いそうです。工夫して少し距離をとって、自己防衛をしている人は多いようでした。 2位 周囲に相談する ・同期と話をする。自分と同じ考え方の人を探す ・他の上司に相談する ・周りの同僚に相談する 2位は「周囲に相談する」。1人で抱え込むのではなく、同僚や、さらに上の上司に相談するという人は多いようです。誰かに相談することで、気持ちが少し楽になることもありますよね。同僚と協力しあって上司に対応したという意見も寄せられたそうです。 3位 考えすぎない ・完全に無視していました。前職はかなりストレスフルで、はじめは体調不良になりましたが、右から左に流すようにしたらまったく気にならなくなりました ・「会社の敷地を出れば赤の他人でしかない」と思う ・適当に受け流して、自分の仕事に集中する 3位は「考えすぎない」でした。もちろん、しっかりと受け止めて、よく考えないといけない指示や意見もありますが、上司に対するモヤモヤを考えすぎて辛い気持ちになってしまわないように、受け流している人も多いようです。 4位 上司に意見する ・遠回しに意見を伝え、誘導する ・一度は上司に腹を割って話してみる。話しても上司が変わらない場合は、「上司が子どもなので、自分が大人になって合わせてあげよう」と自分に言い聞かせる ・「自分自身の解決法でやります」とごり押しする 4位は「上司に意見する」でした。仕方ないと諦めるのではなく、意見するという行動に移す人も多いようです。はっきり意見を伝える人もいれば、遠回しに誘導する人もいたとのこと。また、「きちんと意見した結果、上司の態度が少し良くなった」という体験談も。しっかりコミュニケーションを取ることの重要性がよくわかりますね。 同率4位 上司に合わせる ・心の中で「可哀想な人なんだな」と憐れんで、言う通りにする ・「上司の意向通りに動く限り、自分に責任はない」と割り切り、程良くイエスマンになる ・自分の仕事以外は上司の指示に従い、意見を言わない。どうせ数年経てば異動なので、しばらく辛抱です 同率で4位にランクインしたのは「上司に合わせる」でした。理由としては「意見すると機嫌が悪くなるから」、「話が長くなるのは嫌だから」などが寄せられたそうです。そうし続けると、辛い気持ちになってしまう人もいそうですが、中にはずっと上司に合わせ続けるのではなく、上司の見ていないところでは自分のやり方でやるなど、程々に上司に合わせている人もいるようでした。 6位 退職する ・逃げます。自分と合わないと思った時点で辞めます ・上司以外の環境も良くなかったので、すぐに退職した ・退職を考える 6位は「退職する」。実際に上司と合わないことが理由で、退職・転職した人もいるようです。本当に辛くなってしまったら、退職・転職も現実的な選択肢の一つですよね。 7位 気分転換する ・一度席を外し、気分転換する ・職場ではとくに何もしない。他の場所でリフレッシュして気分転換できるようにする ・有給休暇を取って一人でドライブにでも行って、会社や上司のことは一旦忘れるようにしています 7位は「気分転換する」でした。ずっとモヤモヤした気持ちを抱え続けていると疲れてしまいますよね。職場内・職場外それぞれでできる気分転換方法を実行してリフレッシュすることで、うまくストレスと付き合っていこうとしている人もいるようでした。