元日本代表の長谷部誠が引退会見。「後悔は全くない」最高の形で終えられた2つの大きな理由とは?「これ以上のキャリアは望めない…」
今季限りで現役を引退した元日本代表主将のMF長谷部誠が24日、都内で引退会見を行った。会見の中で、長谷部は自分自身のキャリアや引退してからの率直な気持ちについて語っている。 【動画】日本代表のゴールがこれだ! 現地時間18日、ブンデスリーガ最終節フランクフルト対RBライプツィヒで、長谷部は現役選手としての最後の試合を迎えた。最終節を終えてスパイクを脱いだ感想として、「正直まだあんまり実感はない。毎年のオフに入った感覚」と語った長谷部。 また、「頭では引退したということを理解しようとしている。でも、まだ自分の体は今すぐにでもボールを蹴りたいっていう風に動いているから体が理解してくれていない」と現在の心境を明かしつつも、「後悔は全くない」と断言し、その理由について次のように語っていた。 「1つ目は、やはり自分で引退の時期を決められたということが大きかった。(フランクフルトが)僕に対して現役を辞める決断を託してくれていた。やろうと思えばやれたという中で、自分としてもいいタイミングで決められた。それが後悔がないという気持ちに大きかったんじゃないかなと思っているので、クラブに対して非常に感謝している」 さらに、もう1つの大きな理由として、「これ以上のキャリアは自分の能力では望めないんじゃないか」と言葉を続けて、「1人のサッカー選手として常に自分を客観視してきた。その中で、たくさん点を取れるわけでもなく、すごく目立つプレーするわけでもなく、パーソナリティというか人としても目立つわけでもない。だけど、ここまでのキャリアを築けた。タイトルもたくさん取ることができた。マックスのマックスまで評価してもらって、自分自身もやり切ったという思いがある」と、自身の長いキャリアを振り返っていた。
フットボールチャンネル編集部