霧島が大関復帰へ意欲 九州場所13勝以上が条件「自分の相撲をとっていきたい」
大相撲の東関脇・霧島(28=音羽山)が大関復帰に意欲を示した。 九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)に向けて、福岡県志免町の時津風部屋へ連日の出稽古。関脇大栄翔、小結正代らと19番の申し合いを行った。 今年夏場所、在位6場所で大関から陥落した。しかし関脇に落ちた名古屋場所で8勝7敗と勝ち越し、続く秋場所も12勝3敗の好成績を収めた。大関昇進の目安は三役で直近3場所合計が33勝。その数字でいえば今場所、13勝以上で大関復帰がかなう。 「今日はスタミナ的に苦しかったですね。途中で息が上がってしまったが、我慢してやっていけばスタミナもついてくると思う」 昨年の九州場所は13勝2敗で2度目の優勝を飾った。その1年前は連日、40番前後の猛稽古を重ねてきたが、今は体調を見て稽古内容を調整する。 「たくさん稽古しすぎるとけがしてしまう。昨年の九州場所も小さなけがが多かった。自分で調整して前に出る相撲をとっていきたい」 その上で今場所の目標を「(大関復帰の)その考えはあるし、やることはたくさんある。怖がらず、自分の相撲をとっていきたい」。3度目の優勝、そして大関復帰へ慎重かつ大胆に調整を進めていく。