アメリカ代表として3人目の五輪通算300得点に達したレブロン「特に意味はないね」
8月1日(現地時間7月31日、日付は以下同)。アメリカ代表はパリオリンピックのグループC予選ラウンド第2戦で南スーダン代表を103-86で下し、2連勝で決勝トーナメント進出を決めた。 7月21日のエキシビションマッチで、アメリカは南スーダン相手に101-100で辛勝していた。そのため、この日アメリカは先発センターのジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)をローテーションから外し、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス(ともにロサンゼルス・レイカーズ)を先発起用。 ベンチスタートのドリュー・ホリデー、デリック・ホワイト(いずれもセルティックス)、アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、ケビン・デュラント(サンズ)、バム・アデバヨ(マイアミ・ヒート)がコートに立つとディフェンス面で強烈なインパクトを残し、タイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)も大会初出場を飾った。 アメリカではアデバヨがチームトップの18得点に7リバウンド2ブロック、デュラントが14得点3アシスト3スティール、エドワーズが13得点3スティールを残すなど計6選手が2ケタ得点をマーク。 そしてレブロンは20分41秒の出場で12得点7リバウンド5アシスト1スティールを残して勝利に貢献し、4度目のオリンピックで通算306得点に達した。アメリカ代表の選手としてオリンピック通算300得点超えを果たしたのはデュラント(472得点)、カーメロ・アンソニー(元デンバー・ナゲッツほか/336得点)に次いで歴代3人目の快挙。 また、39歳の大ベテランはアメリカ代表の枠を超え、オリンピック通算102アシストで歴代5位、同38スティールで歴代2位タイ、同勝利数23でも歴代5位タイと、『FIBA』の国際大会で世界のスター選手たちの中でも見事な実績を残している。 もっとも、通算300得点を突破しても、レブロンは「特に意味はないね」と語っていた。 「最終的に、俺は勝ちたいだけ。ここには勝つためにいる。金メダルを勝ち獲るためにね。それが俺の考えだ。スコアリングに限らず、どんなスタッツであろうと目立つものじゃない」 「そりゃ誰だって記録集に自分の名前が入れば光栄なのは間違いない。でも結局、俺は(優勝という)もっと大きなことを成し遂げるためにここにいるんだ」 6日からスタートする準々決勝へ駒を進めることが決定しているアメリカは、4日にプエルトリコ代表との予選ラウンド最終戦をこなし、そこから一発勝負のトーナメントへ参戦することとなる。
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